切り札の「ラストダンスは私に」!?

先日、ご近所の50・60代の集いに招待いただき、歌を歌わせてもらった。あまり多くやると退屈させてしまうだろうから、3曲だけサラッとやろうと選曲を考えたところ、50代はいいにしても60代がつらい。ビートルズはちょっと尖り過ぎている。ガイジンさんに向けて歌う機会が今後増えるだろうと唱歌の『ふるさと』を特訓中だが、これはこれでものすごく難しく、まだ人様に聴いていただくレベルにない。うーむ。そもそも邦楽のレパートリーも少なくましてや古い歌はほぼない。これを機に江利チエミさんバージョンの『テネシー・ワルツ』と小林旭さんの『ダイナマイトは150屯』は習得しようと思った次第だ。それぞれ柳ジョージさん、甲斐よしひろさんのカバーで親しんだ曲だ。が、そんなんあと数分で演奏するのに習得できるはずが無く、結局洋楽から2曲を引っ張り出した。夏ということで『渚のボードウォーク』と、きっとみなさんご存知だろうと『スタンド・バイ・ミー』にした。

IMG_3575そして邦楽から1曲思いついた。というのも、先日このブログでネタにしたばかりだからだ。越路吹雪さんの『ラストダンスは私に』で、この曲をマスターしたのは10代の頃でここ10年以上歌っていなかったが、若い頃に何度も練習した曲は体に染み付いている。軽くさらっただけでキチンと歌えた(と、思う)。

さて、それではと1曲目は『渚のボードウォーク』をやった。なかなかの反応でほとんどの方がご存知だった。続けて『スタンド・バイ・ミー』は歌い出しで歓声とまで言わないが反応の声が何人かから漏れた。終えると「日本語やってよ」とナイスな声がかかり、ちょっっと意地悪にイントロを長めに引っ張って越路さんを炸裂させた。これが微妙だった。60代の方々には響いたように感じたが、50代に届いてないように感じた。洋楽よりも邦楽の方が、曲による年齢的なストライクゾーンが狭いことに気が付いた。前述の曲を覚えてもダメかもしれない。そうした意味では坂本九さんがもっともストライクゾーンの広い邦楽かもしれない。『見上げてごらん夜の星を』と『上を向いて歩こう』は早急に覚えた方がよさそうだ。ガイジンさん相手にも日本の名曲だと説得力がある。

それにしてもこの3曲はおもしろい関係にある。ドリフターズでベン・E・キングさんがリードヴォーカルを務めてヒットさせた『ラストダンスは私に』に、脱退後にヒットした『渚のボードウォーク』とベン・E・キングさんがソロでヒットさせた『スタンド・バイ・ミー』と密接な関係性のある3曲だった。と、歌い終えた翌日に気が付いた僕だった(笑)。

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2件のコメント

  1. 翌日気が付いたところに、何かしら得も言われぬ縁というか必然を感じますねえ。邦楽は、本当に世代というより人によってストライクゾーンは全然異なりますね。出張者をカラオケに連れて行く度に、毎回そう感じます。そんな中、例えば「フォーク縛り」とか「アニメ縛り」とか「新御三家縛り」とか「ジャニーズ縛り」とか、何か選曲に縛りを入れると「あーぁ、この歌知ってる~!懐かしい!」という曲に誰かがぶつかって盛り上がります。でも最後はいつも、「良い曲縛り」とか「歌いたい曲縛り」とか、「なんも縛ってねぇ〜」って感じで落ち着いてますが(笑)

    • 僕らはジャンケン縛りなんて遊びをやります。勝った人がテーマを出して全員がそれでリクエストを入れてひと回りさせます。でもB太と同じく最後は歌いたい曲縛りになりますね(笑)。

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