人生50年を過ぎたってのにまだまだ未経験のことが山ほどある。つい先日、身近なようで遠かった高校野球観戦に行ってきた。いやあ、それにしても涙もろくなったものだ。試合前の練習でのキビキビとした動きですでに涙腺が緩んだ。プレイボール直前の応援席への挨拶で涙腺は決壊して、その後は両軍の美しい整列での挨拶や応援団同士のエール交換、そしてなんといってもハツラツとしたプレーの数々に何度もやられてしまった。若者達の本気はいいものだなと、孫を見つめるおじいちゃんのようになった2時間半だった。
甲子園ではない。そこへと向けた予選大会でベストエイトへと進む一戦だった。なんで出かけたのかといえば甥っ子が高校3年生にして背番号11をもらったのだ。右のエースに対して左の控えといった役割ながら、春の大会や練習試合での登板機会は多かったとのこと。「応援に行こう」との弟の誘いに、よっしゃと時間を作ったのだ。結果としては途中登板の1回1失点であまりいい結果ではなかったが、正月にダラダラと過ごしてる彼と同じ人物と思えないほどシャキっとしていて、叔父としては鼻高々だった。
プロ野球とはまったく異なる感動があった。プロに比べれば未熟ながら必死なプレイはバシバシと胸を打つ。プロは感心させられ、高校野球は感動させられると言えばよろしいかな。それと応援する仲間の姿もいい。青春と呼ぶのがまさにピッタリとくる光景を眺めるのは、元気がもらえて気分がよろしい。変な話だが、甥っ子の存在がなくても十分に楽しめただろう。ひたむきさを思い出させてくれる。ただただボールを追いかけるその姿から、負けちゃいられないとの気力が湧いてくる。そんないい気分になった後のビールはうまいうまい。プロ野球観戦はビールが似合うが、高校野球は終了後をおススメする。
来年の夏は家の近所の高校をターゲットにして球場へと出かけてみようなんて考えている(今年はすでに負けた)。そして以前より描いていた夢が、夏の甲子園の試合をすべて球場で観ることだ。仕事人生が終ったら実現したいと考えていたが、今回の観戦でますますその想いが強くなった夏の初体験だった。
プロ野球にあこがれ、下手くそながら高校まで野球した大昔の球児としてはこういう球場に足を運んでくださる方が増えるとうれしいですね。
在籍時は甲子園を狙えるくらいのとこで後輩の試合も毎年のように観戦してたんですが、最近は1つ勝てれば・・・ね。
自分の最後は県予選の準決勝、ベスト4。
私は・・・スコアラー・・・下手くそでしたから。
監督の横で大泣きしてました。
しかしプロは感心、高校野球は感動っていうのは名言でしょう。
高校球児だったのですね。大泣きした経験がうらやましいです。
40年男は自分の息子が現役バリバリで高校野球をやってますよー!ウチもやってましたが、昨日準々決勝で敗れてしまいました。
帰ってきて新チームのために部室を片付けた後、誰が言い出したのか三年生で外焼肉をしたいということになり、急遽設営。部活以外で全員揃って遊んだのは初めてだと言いながら楽しそうにしていました。
そしてそういう姿を見ながらひそかに涙する40年男でございます。
準々決勝敗退とは悔しいですね。でもきっと息子さんの未来へ大きな財産ですよね。
お互い涙もろいですなあ(笑)。