俺にも言わせろ最新号。山下久美子さん登場!!

書店に出かけては、最新号が棚から減った減らないに一喜一憂している発売直後の僕だ。今日も夕方になったら見てこよう!!

連載特集の『俺たちのアイドル』に山下久美子さんが登場してくださった。大好きなシンガーが快諾してくれたことに熱くなった僕だが、残念ながら取材に同行できなかった(泣)。CDや懐かしのレーザーディスクだって2枚も持っているほど大ファンの僕なのに残念でならない。とはいえ、登場してくださったことの喜びは大きい。

S40年38号山下久美子

山下さんとの接触は遅く『赤道小町ドキッ』をベストテンで見たのが最初だった。楽曲のよさと独特の歌唱、激しいパフォーマンスに虜になった。そして確か黒柳さんよりだったと記憶しているが、総立ちの久美子と呼ばれているとのその言葉にビビッと来た高校生だ(バカ)。それにしてもいい時代ですな。バンド演奏でキチンと歌う姿をテレビで流していたのだから。当時はまさか将来のテレビがカラオケばかりになるなんて思っていなかったし、ましてや歌番組に口パクのグループがいくつも出るなんてまったく想像できなかった。日本の音楽のレベルが急激に上がっていくのをティーンズで目撃し続けた俺たちだから、将来に向けて凄まじいばかりの成長を遂げていくと信じていた。残念ながら歌番組は少々違った未来になっちまったな。

おっと山下さんだ。居酒屋で働くようになって、有線から流れて来る曲の数々に惚れた。デビュー曲の『バスルームから愛をこめて』や『こっちをお向きよソフィア』なんてよくリクエストしたものだ。今の若者は知らんだろうが、電話で有線放送にコールするとリクエスト係の方が受けてくれる。かかるまで長いこと待たされるから、いつも店が忙しくなる前に入れたものだ。なんてったって10円もかかるし。

そんな有線時代を経て、大好きなシンガーながらしばらく遠ざかってしまった。しばしの時間を経て彼女の声にふれたのは『いっぱいキスしよう』だった。声に特徴があるというのは強い。昔とちょっと違った雰囲気の曲ながらしなやかな歌唱にあらためて惚れ込んだ。ここにきてやっと彼女の音に10円玉1枚以上のお金をかけるようになった。以来ちょくちょく引っ張り出しては聴き、〆切直後は大音量で『赤道小町ドキッ』でやはり久美子さんに惚れ直した。

カチッと決めたこのページのメインカットもさることながら、めくって右下のインタビューカットがステキだ。歌い続けてきたこと。そして歩んできた人生が表情に出ているのだろう。女神様のようなやわらかな笑顔は必見ですぞ。ドキッ!!

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