衝撃的な表紙で昨日より勝負に出た最新号 (vol.38) の動きはいいようだ。やり過ぎかなと不安だった表紙は、昨日の「浅草秘密基地」でも評判だった。もっとも作っている本人を前に悪口は言えないよな (笑) 。
まだ手に取っていないタメ年諸氏はぜひ書店へと向かっていただきたい。俺たちを直撃した角川映画の熱がたんまり詰まっていて、明日への元気と夢を約束しよう。さてさて、巻頭特集解説は編集長に任せて、他の熱量満載ページを紹介しよう。
連載特集の『夢、あふれていた俺たちの時代。』は、毎号昭和の一年を切り取って掘り下げていて、今回は昭和46年にフォーカスした。俺たちは6歳の年だから記憶は曖昧かもしれないが、取り上げたネタの数々はしっかりと脳の奥にしまいこんであった想い出をフラッシュバックさせてくれるはずだ。天地真理さん、『シルバー仮面』、「キャラメルコーン」、『ゴジラ対ヘドラ』などなどを取り上げた。そんな中でも、僕の心に強烈に残っているのが『ルパン三世』だ。多くの昭和40年男がうなずくところだろう。
「完璧だった。」で始まる本文そのままに、俺たちがカッコいいとする男のすべてが詰まっていた。いや、いい女のすべても詰まっていた。後に松田優作さんや沢田研二さんにシビれる下地を作ったのが『ルパン三世』で活躍する男たちだろう。カッコいいという言葉を、おっさんになった今も何度も口にするその根源は彼らによるもので、言うまでもなく軽妙洒脱なルパンがその筆頭である。多大なる影響なんて言葉はチープになるほど、俺たちの男道に染みついている。
ページは、演出を担当なさったおおすみ正秋さんのインタビューを中心に構成している。これがじつに興味深い。制作の現場でなにが起こっていたのかを詳しく説いてくれた。驚くのは『巨人の星』を引き合いに出して、昭和46年にこの奇跡が生まれた必然を語っている。こうした証言から、やはり俺たちは幸せ者だなとニヤけてしまう。特集タイトルどおり “夢があふれていた時代” を生きてきた俺たちを再確認して、明日への元気を生み出そうじゃないか。必読の6ページですぞ!!
ルパン三世はアニメの内容自体より、オープニングとエンディングのテーマ曲に強い印象が残っています。いまだにチャーリーコーセイの「ルパンルパァーン、ルパンルパァーン・・・」は頭から離れず、時々カラオケでも歌います。もちろん続けて「あし〜もとに〜からみ〜つく〜」も歌います(笑)。
同じく僕も歌います。今宵も…(笑)。