「広告宣伝EXPO」奮闘記。

IMG_3542去年の秋のある日、初開催となる『広告宣伝EXPO』に出展しようとスタッフより提案があった。我が社はこれまでバイク雑誌をメインに展開してきたから、一般男性誌(と思っている)に広告を出すような企業や広告代理店との付き合いはほぼない。『昭和40年男』を創刊して7年目に入り、それなりの知名度と部数に育ったのに広告に関しては読者さんより心配していただくほど少ない。そこでこうしたイベントに打って出てアピールしようというのだ。半信半疑だった。小さなブースでディスプレイに大きな予算をかける余裕もない。手作り感満載のブースで広告が奪取できるのかと。が、このネタを見つけてきた男の目は真剣そのものだ。我が社にとって安くない出展料を先払いで処理して、水曜日より3日間の勝負に挑んできた。

結果として、次号より広告バンバンだよ(笑)。いやいや、そんな甘いもんじゃないのはわかっているが、企業の広告担当者さんや広告代理店の方々と有意義なコミュニケーションができた。広告営業という立場でいえば、まるで通用しないことばかりを経験してきたのに、我々のブースに次々と人がやってきては広告の話が展開されるのは信じがたい光景だった。3日間で山と集めた名刺が今は宝物で、週明けよりコンタクトを取っていくのが楽しみでならない。

それにしても驚愕だったのは認知度の低さだ。我々のブースに来ていただいた方の少なくとも5割以上は知らない。隣近所のブース出展の方々も知らない。これは逆に僕を含めたスタッフ一同元気になった。これだけ知らない方々がたくさんいて、しかも目をキラキラさせて初めて見た『昭和40年男』を楽しんでくださる。潜在的な読者との出会いは、いかに接触するかを考えればドーンと読者は増えるだろう。早急に対策する。

我々初のブース出展にお越しいただいたみなさま、ありがとうございました。知らない方が多いとしたが、うれしい声もたくさんいただいた。
「定期購読してますよ。頑張ってください」
「創刊からずっとファンです」
「月刊にしてください」
これらの言葉が夕べの枕を濡らしたほどうれしかった。そして広告担当者のみなさまは月曜日に予算をたんまり用意して、我が社の営業よりの連絡を待っていてくださいね(笑)。

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