男一匹ガキ大将。

発売日まで後2日になった。昨日はとっておきの“S40otoko-ROBO”を公開したのだが、おっと、いかんいかん、読者さんからご指摘いただいたよ。ヒーローが2ヶ所あるじゃないですか。すみません、実は最後の最後まで迷ったのですよ(言い訳)。

解説しよう。企画を構成した7つのパーツを、我々昭和40年男を形成した部分にできるだけ添うようにハメたい。というわけでまず頭はテレビですんなり決まった。様々な思考はテレビを中心にして仕入れてきた俺たちだ。手先の器用さを育んでくれたのはプラモである。そして左手は野球において右利きなら非常に重要、左利きなら優位性が高いというわけでこれもすんなりと決定した。そして股間はずぇったいにエロである、ワッハッハ。大問題が残りの3つで、悩みに悩んだ。胸の部分は心であるわけで、ヒーローともうひとつ、昨日のロボからもれてしまったパーツであるマンガとの対決になったのだ。

心にいるよね、ヒーローが。でもね、マンガも強く胸に刻まれ育ってきた。うーん、どうしようと散々悩んだ末に行きついたのが、だったらどっちが足を担当願えるかだった。なんだかこんなお馬鹿なことを考えていることが僕の仕事だと思うとなんだか情けなくもなるが、いたって大まじめである。結局ヒーローは足になれたのだ。そのわけは、明後日の本誌にて確かめてください。

というわけで胸部分はマンガである。最も心に残っているマンガはなんですか? すごく難しいところだよね? まずパッと浮かぶのは本宮ワールドだな。『男一匹ガキ大将』から『硬派銀次郎』、『俺の空』では大人の階段を登った。本宮さんの主役キャラにある終始一貫して正しく、そして強い男に憧れたものだ。『ドカベン』や『キャプテン』といった野球マンガからも影響を受けたね。山田太郎の物静かで正しい姿勢、谷口の諦めない闘志も昭和40年男には体の一部ですな。リアルタイムではなかったけど『あしたのジョー』にも多大なる影響を受け、『がんばれ元気』にはそれまでなかったタイプの男の強さを知らされた。何気で『翔んだカップル』の勇介に、早く高校生になりたいと思い、実際なってみたらあんなカワイイ女の子と同棲なんて甘い暮らしがあるはずがないことを知ったのだった。うーん、挙げていったらキリがない。そんな僕の思いなどこのページの担当者金子に通じるはずがなく、さて結果は? もったいぶるようですが、5/11発売予定の本誌で確認してくださいね!!

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