仕事の合間に出くわしたこの風景に、まるで浮かんでくるような2枚の空想絵を楽しみながら、しばし心を躍らせていた。
1枚目はベンチに腰掛けた制服姿のカップル。誰もいない野球グランドを眺めながらいろんなことを語らう。まだキスはしちゃいないが、手はつなぐことができるそんな初々しい2人だ。少年は夢を語り、少女はそれに頷く…、とそんな後ろ姿をおっさんは覗き見した気分になった。
もう1枚はグランドいっぱいに躍動する少年たちだ。まだ現実なんかまるっきり知らなくて、未来のスーパースターを目指している。憧れを手に入れることだけを考えているから、その躍動は未熟ながら強さがあり、監督やコーチの怒声が飛ぶなか必死に食らいつきながら汗まみれになっている。夕暮れ時になり、厳しい練習が終わり解放された少年たちに笑顔が浮かぶ。真っ黒になったユニフォーム姿のまま夕陽に照らされながら家路につく。ハラペコの少年を母ちゃんは笑顔といい香りの晩飯で迎えるのだ。
昨日の読者の集い『浅草秘密基地』で僕は変なことを口走ってしまい、反省の朝を迎えた。出張疲れと常連さんだけしか集わなかったことでついつい油断したかっこうだ。「走ることも、音楽をつくることも、そして仕事もつらくてつらくて仕方ない」と、まるで廃人のようなセリフじゃないか。だがリアルでもあるこのセリフには続きがある。「でもやり遂げた気持ちよさったらないよな」と。昨日のノリというか常連さんたちとの語らいではそれがちょっとこっ恥ずかしく、朝のスッキリした頭で考えるとまるで弱音みてえじゃないかとの反省である。
冒頭のように、なんの仕掛けもない風景に心がグッと動いたのは、求めているからだろう。初々しいカップルでいるのは極めて妄想に近いかもしれないが、歯を食いしばって毎日をやり遂げながら夢を見る自分でいたいじゃないか。妄想と言いたければ言えと突っ張らかって、夢見る少年たちのように走ろう。そして疲れたら、母ちゃんの笑顔と晩飯で元気がモリモリだな。
です。です。
浅野さんの言うとおりです。
福岡で話せてホントに良かった!
またお願いします(^∇^)
ヒロさん、ありがとうございます。博多は楽しい夜になって感謝です。
また行きます!!
大丈夫、大丈夫(^^)
みんな解ってますよ(^^)/
ってよか、たまには吐いても良いのでは、その為に秘密基地が有ると思って通ってますが。
俺も何かあったらお願いします。
浅野さん、お気遣いありがとうございます。みんなで吐き合いましょう。