京浜東北線で川崎の1つ手前、ギリギリ東京都の蒲田で遊んだことはあるだろうか。僕は高校時代の彼女がここに住んでいて、周辺の飲食店で遊ぶようになった。その後、20代後半に駅から徒歩圏内に住むようになりますますこの街にハマった。現在は蒲田から走るかつては目蒲線と呼ばれた東急多摩川線の沿線に住んでいるから、さて今日は街に出ようかとなると自然と蒲田になる。
この街の魅力は汚いことと安いことだ。僕にとって汚いってのはキレイと同じ、いやそれ以上に魅力的だ。上野や神田なんかも魅力的な汚さがある。活気があって少々やれていて生活との密着度が高いところが、魅力的な汚い街という個人的な定義で、その点で蒲田は魅力ナンバーワンタウンだ。それにしても大田区ってのはおもしろい。田園調布や山王という超高級住宅街があり、世界の玄関口の羽田空港があるのに、蒲田なんてお荷物をかかえている。きっと区長は頭をかかえていることだろう(笑)。
街の魅力そのまんまの飲食店が多く存在する。鳥万や万平といった、安くてうまい店が多い。小じゃれた店がないわけじゃないが、この街を満喫するならそんな店がいいだろう。その名店万平の近くにこのコインロッカーがある。これぞ蒲田だ。サイズがどれでもありで、隣のドリンクも100円とは恐れ入る。
蒲田界隈はチープな買い物ができる店もたくさんある。京浜蒲田近くには中古のCDショップがしのぎを削っていて激安だし、靴や雑貨の激安店、調理器具の専門店などなど見ているだけで楽しいショップも多くある。そしてシンボリックなのが『ユザワヤ』だ。手芸や画材なんかを求めて来る方がひっきりなしで、僕はここ10年ほどここのイージーオーダースーツにしている。バーゲン時に利用すると2万円弱で体型にジャストフィットしたスーツが手に入るのだ。『ユザワヤ』も見ているだけで楽しい店で、我々世代ならプラモの充実も楽しいぞ。激安商品を山ほど買い込んだらこの100円ロッカーに預けて呑みに出かけよう。東口中央通を入っていけばすぐ見つかる。
チープをめいっぱい楽しむのは、大人だからこそできる遊びだ。万平の油まみれの鳥唐揚げが、おっさんのハートと胃袋を直撃すること間違いなしですぞ。
蒲田は30年前に、、、仲の良かった(敢えて過去形)同期に誘われて「(怪しい)自動車エンジンオイルの添加剤」の販売員(要は裏バイト)に勧誘されそうになった街なので、それ以来足が遠のいていますが、このつぶやきとDJOGIさんのコメントを読んで「かなり自分の趣向に合致している」と感じたので、今度帰国したら30年ぶりに行ってみようと思います!(自宅から、かなり遠いけど・・・)
B太さん、それも蒲田らしさですよ。猥雑な街は今も落とし穴がたくさんありますが、それを察知できるだけおっさんになったはずです。帰国時は僕がご案内しましょうか(笑)。
蒲田大好きです。
出張すれば基本的に東横イン蒲田東口、東横インには珍しい
スイートルームがあります。西口のは各部屋にキッチンがあって自炊ができます。JR蒲田から京急蒲田の商店街まで、Dセンタースズキで掘り出し物を覗いて、器の店をかすめてブックオフ、王将やラーメン大学そこからメガネドラッグまでのグルメ街(最近チェーン店ばかり)、そこからの懐かしいアーケードで週変わりテナントにお宝をいくつも見つけました。
今度蒲田で呑みましょう。出張のときは教えてくださいね。