今年は5月らしい爽やかな晴天の日が多く、大好きな季節を満喫している。昨日は会議の帰り道で、満開となったツツジに思わずしばし足を止めてしまった。いやあ、コイツは元気をもらった。
こんなにいい陽気だってのに五月病の季節だ。息子さん、娘さんが今年より社会人というタメ年諸氏もいるだろう。自分の職場に来た若者にため息をつきながら我が子を心配しているお父さんはつらいですな。呑み屋ではおっさんたちの愚痴が聞こえてくることがしばしばある。「最近の若者は~」なんてお馴染みのセリフだ。でも僕らも同じようなことを先輩たちからさんざん言われた。なんてったって何を考えているのかわからない新人類である。パワハラなんて言葉のかけらもなかった時代は、ものスゲエ汚い言葉で怒鳴るのが日常茶飯事。僕の職場ではモノが飛んでくることがしばしばあり、小学校から続く体罰環境の中で生きてきたということだ(笑)。それでも多くの男たちが理不尽な職場を耐えたのは、豊かな明日に繋がると信じられたのが大きいのではなかろうか。
今の若者たちは職場どころか国家にも夢が持ちづらい。そこから元気を絞り出すのはきっと大変で、我々おっさんはそこを包み込んでやらねばならない。鬱陶しいと思われても、距離を置かれてもズケズケ行く元気が欲しい。が、世代間の壁は僕らの若い頃とは比べ物にならないほど厚くなっていることも、行動のベースに敷いておいた方がいいだろう。
愛する脚本家、宮藤官九郎さんの『ゆとりですがなにか』を見ていると(ってHDに何話かたまっているが)少しだけ頭が柔らかくなる気がする。呑み屋で愚痴っている諸氏はぜひご覧あれ!! 話はもうずいぶん進んでいるが、このサイトを見れば今週末からでも追いつくはずだ。って、自分は追いついていないくせに…。