先日、プリンスの記事 でも取り上げたように、毎号、巻頭特集とは別に、昭和40年男が少年から青年を経て大人への道を歩んでいた “夢、あふれていた時代” のなかから一年を切り取って、当時の希望に満ちていた日々を振り返る 連載特集 を組んでいます。今回 (vol.37) は昭和40年男たちが19歳となる 昭和59 (1984) 年 を取り上げました。
19歳となると、もう高校は卒業しているし、活動の幅が広がっている年齢。その分、各ムーブメントも小粒になってくるわけですが、それでも誰もが憧れる場所やアイテム、行動がありました。その一つがこれだったのではないでしょうか。
そう、この年にオープンした「マハラジャ 麻布十番店」です。実はマハラジャについては過去に何度か取り上げてきたのですが、本丸とも言える存在の 成田 勝 氏に取材できたのは初めて。成田氏は当時、平尾昌晃氏のもとで歌手を目指していましたが、NOVA21グループの会長と出会ったことで、一念発起。ディスコを開くことになります。
先行していたマハラジャ大阪店や熊本店をモデルにしながら、アンダーグラウンドなイメージがあったディスコを最先端のおしゃれスポットとして演出することで、それまでのダークさを払拭し、またたく間に東京の新名所に。芸能人らもこぞって集う場所になりました。大理石を使った宮殿のような豪華な内装、きらびやかな照明、DCブランドの制服で決めたスタッフ、来場者のファッションチェック、本格的な料理。マハラジャは従来のディスコにはない輝きに満ちていたのです。
そんなマハラジャ麻布十番店の奇跡を作った成田氏が、その秘密の一端を話してくれています。もうあんな時代は来ない、誰もがそう口にする当時を代表する場所、マハラジャ。当時行った人も、そうでない人も、ぜひ読んでいただきたい記事です。
ということで、マハラジャ麻布十番店の記事は、『昭和40年男』6月号に掲載! 全国の書店・コンビニでぜひ手にとって下さい。