【ついに発売! 昭和40年男 2016年6月号】怪奇マンガとオカルトブームの邂逅。

東京では夏のような日差しが続き、もう春は終わってしまったのかよぉ~と悲しんでおりますが、それでも朝夕の風はまだ爽やかなので、なんとか最後の春を満喫したいところですね。

さて、本日も最新号を紹介していきましょう。今日紹介するのは、オカルトブーム特集よりこの記事です。

昭和40年男 怪奇マンガ

オカルトといえば、『ゲゲゲの鬼太郎』の水木しげる先生を筆頭に、『エコエコアザラク』の古賀新一先生や『おろち』の楳図かずお先生、そして『恐怖新聞』のつのだじろう先生などの怪奇マンガ家を外せないわけですが、いろいろと調べていくと、怪奇マンガとオカルトブームにはあまり直接的な関連性がないような感じがしてきます。マンガ評論家・夏目房之介先生によると(取材記事も掲載)、怪奇マンガはオカルトブームのかなり以前より、貸本においてすでにカテゴリとして成立しており、高い人気を誇っていたというのです。そして、それが少女マンガを経て少年マンガに掲載されたことによって、それ以外のオカルトブームと合流するようにして共に盛り上がっていったのではないか…というのが夏目先生の見解でした。

確かに、このジャンルをさらに遡ると、古くは鳥獣戯画や浮世絵などのようなところであらゆる怪奇ものが存在しています。その流れから、怪奇マンガは受け入れられやすい庶民の楽しみとして存在していたとも考えられるのかもしれません。その点、貸本には江戸川乱歩などもあり、そうした作品が一種のおどろおどろしい世界を近現代に広げる役割を果たしていたのかもしれません。

ということで、その怪奇マンガについて、『エコエコアザラク』で昭和40年男たちにオカルトマンガの世界を教えてくれた古賀新一先生に当時のエピソードを聞きながら、オカルトマンガの世界を紐解いています。オカルト好きなら、これも欠かせない記事といえるのではないでしょうか。

ということで、怪奇マンガの記事は昭和40年男6月号に掲載! 全国の書店・コンビニでぜひ手にとって下さい。

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