キャンディーズのベストナンバー。

さあ、今日も編集部は校正作業まっただ中で、出社している人間が少ないこともあってまっこと静かぜよ。黙々と原稿の中に潜む訂正箇所や間違いを探し続けている。まだ若干1名、原稿を書いている不良がいるが。

僕もあとは編集後記を書くのみで、細々とした作業を進めている。今、最終チェックをしようと手に取ったのがキャンディーズを取り上げた4ページで、掲載してあるシングル曲をついつい口ずさんでしまったりしている。デビュー曲の「あなたに夢中」は 1973年で、最後の「微笑がえし」が ’78年って実動5年ということですな。その間にずいぶんとたくさんの名曲を世に送り出している。よーし、じゃあ私的ベスト3を選んじゃおう。

第3位。ドぅルルルルードン。「夏が来た!」です。歌い出しが大好きで、詞の世界に初めて興味を持った曲だと記憶している。それとキャンディーズに対して僕が持っているイメージって、この曲と「危い土曜日」が代表的なんだよな。軽快な歌のリズムとハーモニーで、ズンズン押してくる感じ。「春一番」だと少々スピード感ありすぎるというか、勢いが直線的で。この2曲はなんとも腰が浮くリズムもありつつ引っ張ってくれる。それが僕にとってのキャンディーズなの。夏生まれの僕としては、曲名にもやられるってことで第3位に決定です。

 
第2位。ドぅルルルルードン。「年下の男の子」です。これはやはり名曲ですよ。キャンディーズらしいミディアムテンポと言えばいいですかね。つうかまあ、それ以上に自分自身が演じたお楽しみ会の記憶だね (ここで何度書いただろう) 。笑いの渦を巻き起こした快感が、そのまま今の人生の片鱗になってコベリついていると思う。感謝っす。あの時一緒に踊った2人の記憶にはどうとどまっているのだろうか? 爺さんになったらもう一度3人でやりたいなあ。今度は完璧にね。 

 
第1位。ドぅルルルルードン。パンパカパーン。「アン・ドゥ・トロワ」で〜す。好きですこの曲。結局僕ったら吉田拓郎さんにやられるのね。それと知られざる事実を発表しましょう。実はワタクシ、『ぎんざNOW!』の素人コメディアン道場オーディションを受けた際に、この曲をネタに入れたんですよ。そしてハンダースのアゴさんに落とされるのだが、結局ね「年下の男の子」での笑いの渦がいいイメージに残っていて、そこに頼ったのだと今さらながら思う。だがレベルの異なる世界でまったく通用しなかった。おお、キャンディーズは人生を教えてくれたのだ。というわけで、苦い想い出とともに堂々第1位なのでした。いや、そんな想い出がなくても1位にしているだろうな。

 
やっぱり記憶に鮮明ですよ。スーちゃん、さよなら。ありがとう。
 

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6件のコメント

  1. 「年下の男の子」は絶対売れないと豪語した営業のW氏が制作に異動し、絶対賞を取ってやると手掛けたのが「哀愁のシンフォニー」。元々「霧のわかれ」という歌だったのだが、音楽の素人のW氏は作詞のなかにし礼先生には詞を書き直させ、作曲の三木たかし先生には曲を書き直させ、曲名も勝手に「哀愁のシンフォニー」に変えた。
    結局賞はおろかヒットすらしなかった。
    「哀愁のシンフォニー」を救ったのは全キャン連の紙テープパフォーマンス。
    ユニゾンとハモりとコーラスのバランスがよく、名曲と評価できるのは『ハートのエースが出てこない』です。
    キャンディーズファンはそれほどシングルA面には興味をもっていません。
    アルバムのオリジナル曲が名曲だらけだからです。

  2. あなたに夢中
    卒業写真
    時代
    二十歳前
    横浜いれぶん
    しあわせ未満
    渚の石川五右衛門
    エプロン姉さん

  3. 公開ページを担当した私的には、
    1位 「哀愁のシンフォニー」
    2位 「ハート泥棒」
    3位 「わな」
    なんですねえ。その訳は、1位は濃いめのキャンディーズファンのたしなみ、2位は「ミスターX」のフレーズが好き。3位は、ミキ派の基本。以上。「アン・ドゥ・トロワ」は4位だな。

    • うわーっ、こんなに違うのね、ランキングが。それもキャンディーズの懐かもしれませんな。『哀愁のシンフォニー』がたしなみだったとは、知りませんでした。たしかに名曲ですよね。どれも曲に力があって、歌謡曲全盛のパワーがみなぎっているといえばいいのかなあ。

  4. 昭和40年生まれです。「アン・ドゥ・トロワ」は、当時通っていたギター教室の先生に頼んで、ギターソロアレンジにしてもらいました。今でも譜面があるので、久々に練習してみようと思います。そんなことした曲は、後にも先にもあの1曲だけですね。

    • うわっ、それは練習して投稿しましょう。まだ未定ですが『宴』か、または『昭和40年男』のなにかしらのイベントで披露してください。毎日練習ですよ。

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