【ついに発売! 昭和40年男 2016年6月号】天国の殿下に捧げる。

昨日発売したばかりの最新号 (vol.37) 。ここまで 吉川晃司さんのロングインタビュー特集のいくつかの記事について紹介してきましたが、今日は連載特集『夢、あふれていた俺たちの時代』から、どうしても外せないこの記事を紹介しましょう。

昭和40年男 殿下

そう、プリンス『パープル・レイン』の記事です。先月21日の急逝には本当に驚きました。取材ではその天才ぶりについて音楽評論家の吉岡正晴氏が熱く語ってくれ、記事を担当した福積氏も無類のプリンス好きときていて、現場は非常に盛り上がりました。洋楽が広く普及した時期で、昭和40年男たちも夢中で聴いていた時代ですから、この記事も大いに力が入り、マイケルと対比したよい内容に満足していたのです。そんな時に訪れたこの訃報に、私も、担当の福積氏も言葉を失うしかありませんでした。

これがそれなりにご高齢の方であれば、気持ちの持っていきようもあるというものですが、57歳、若すぎます。まだまだこれからって時にこんなことって…。その段階ですでに記事はできあがっていた状態です。読んでいただいた方はわかると思いますが、必ずしも彼の作品を手放しで褒め称えているわけではなく、当時の客観的 (と言えるであろう) 評価を入れ込んでいます。いろいろな考えが頭のなかをめぐったのですが、亡くなったからといってその中身を変えるのは何か違うだろうな、と当初のカタチのまま、追悼の弁のみ追加して掲載した次第です。以前、シティポップ特集 (vol.23) の際に大滝詠一さんがお亡くなりになった時のことがどうしたって思い出され、頭から消えません。とにかく、数多くの名作を生み出してくれた彼に感謝し、心より追悼の意を表するばかりです。
 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

1件のコメント

  1. やはり・・・買ってしまいました・・・。
    休みの明るい昼間に読みます。

コメントは受け付けていません。