【本日発売! 昭和40年男 2016年6月号】児童図鑑の衝撃。

さあ、いよいよ今日から店頭にならんでますぞ『昭和40年男』最新号 (vol.34) ! 今回の特集は『オカルトブーム再検証』です。オカルトブームに興味がある方もない方も、ぜひ手にとってパラパラとやってみてください。きっと「これは!」と思える記事があるはず。

今日は、多くの人にそう思ってもらえるであろう記事を紹介しましょう。
 昭和40年男 児童図鑑

 
みなさん、子供の頃にこういう児童図鑑みたいな本、読みませんでしたか? 中身は「えーっ」ていうくらいおどろおどろしい挿絵が満載で、そのクオリティが異様に高いことに驚かされます。なかには読者やその親からの怖すぎる的なクレーム (?) があったのか、版を重ねるうちに怖さを緩和したものへ変更されている絵もあったりして。まさにタイトルどおり「衝撃」的な内容です。

表紙からして怖いものもありますが、そうでもない図鑑のなかに突如として怖い絵や、やたらシュールな絵が登場するものもあるので油断できません。たとえば、小学館の「なぜなに学習図鑑」シリーズ 9巻『なぜなに からだのふしぎ』では、なぜか「イルカがせめてきたぞっ」というタイトルで、イルカが人間を光線銃で襲っている強烈な絵が掲載されています。「人間よりいるかのほうが頭がよいのですか」という問いに対するイメージ画なわけですが、『サンダーバード』のプラモなどの箱絵でも知られるあの小松崎茂画伯の手によるもので、「からだのふしぎ」というタイトルからは想像もつかない怖さとシュールさです。

こういう怖さをあおる図鑑たちが当時たくさんあって、少年マンガ誌のオカルト記事で頭角を現した石原豪人、柳 柊二、桑名起代至といった絵師たちが活躍していました。今回の『昭和40年男』では、そのうちの一部を紹介していますので、ぜひご覧いただきたい。私はもっとたくさん見たくなってしまう衝動に駆られましたので、この分野は、引き続き調査を継続していきたいところです。

ということで、オカルト少年たちの原体験となったであろう児童図鑑の記事は、本日発売の『昭和40年男』6月号 に掲載! 全国の書店・コンビニでぜひ手にとって下さい。
 

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