GW最終日となった本日、最後まで遊んだ方も、のんびりと過ごした方も、もちろん仕事だったという方もいることでしょう。私は仕事とプライベートが混在する日々でしたので、あまり連休感はなかったのですが、世間が休みの雰囲気なのはなんとなく楽しいですよね。都内も空いてましたし。明日から休み明けでやる気が出ないというあなたは、ぜひ11日に発売予定の『昭和40年男』(vol.37) でリハビリしてください(笑)。
さて、今日はオカルト特集の巻頭記事を紹介しましょう。昭和40年男にとってのオカルト体験を紐解くため、どこからオカルトブームが始まっていったのかを考えるページです。
テレビ、書籍、映画、マンガとさまざまな媒体で広がっていったオカルトですが、その起点となったのは何だったのか。それを “オカルト評論家” の肩書をもつ山口敏太郎さんが解説してくれています。取材に応じてくれたのは、当時から前衛科学評論家として既存の知識だけでは説明できなかった事柄を科学に照らして解説を試みていた齋藤守弘さん。さまざまな書籍や少年誌などに登場しては企画や監修をして、昭和40年男を含む子供たちにオカルト的な知識を広めていた存在です。
記事のなかでは、週刊少年マンガ誌における特集記事のいくつかを紹介していますが、これを読んだ体験をもつという昭和40年男は少ないことでしょう。しかし、ネットも都市伝説なんて言葉もない当時、何らかの謎や伝説を一緒くたにして紹介するこうした記事がオカルト文化を育んでいったことは間違いありません。それがどんな影響を与えたのかについても山口敏太郎さんが七面倒臭い説明ではなく、読み手を引き込む筆致で考察してくれています。
というわけで、貴重なオカルト文化論を読める『昭和40年男』最新号は5月11日に全国の書店・コンビニに並びます。ぜひとも手にとってください。