さて、奇数月11日のお楽しみの日が近づいてきました。もちろん、私にとっては喜びの日であり、恐怖の日でもあり、不安でいっぱいの昭和40年男発売日です。
今回は、昨日表紙を紹介したとおり、オカルト特集となっています。これについては日をあらためてじっくりと紹介していくつもりですが、今日はこちらの記事を紹介させていただきましょう。
昭和40年男・吉川晃司さんの8ページぶち抜き巻頭ロングインタビューです。いやあ実にサマになります。2013年6月号以来、2度目の登場となる吉川さん。当時はアルバム『SAMURAI ROCK』をリリースした時期で、社会問題や東北大震災の復興支援などについて熱く語ってくれたのが印象的でした。
それから3年ぶりに登場してくれた吉川さんの新作『WILD LIPS』は、打って変わってエンターテイメント性の高い作品になっています。自身もそれに触れて「前作の反動もあるんでしょうけど」と発言していましたが、反骨精神が失われたかと思えばそれは全く逆。そこには昨今の音楽シーンへのアンチテーゼはもちろん、内に秘めた闘争心や、馬鹿でかい夢を追い求める自身の姿勢が反映されていました。「50歳になったけど全然丸くなってないし、むしろエロいですよ、というアルバムを作ったわけです」という言葉に本作のすべてが表現されています。
取材現場に颯爽と現れた吉川さんは、ひょうひょうとして気さくな雰囲気をまといながら、それでいて男らしいオーラがムンムン。ちょっと違うかもしれませんが、確かにエロい。撮影では私の考えに吉川さん自身もさまざまな提案をしてくれ、カメラマンがそれを受け止めてガッチリ撮影。すばらしいカットがたくさん撮影できました。記事中では『WILD LIPS』のMVでも登場した愛用のギターを肩に担いだカットなどもあり、ちょっと他にないものになっていると思います。
本誌にとてもシンパシーを感じてくれていると言ってくれた吉川さんのロングインタビューは、タメ年にとっても見逃せない言葉が各所に散りばめられています。ぜひ読んでいただきたい記事です。というわけで、貴重な吉川晃司さんの”今”が読める昭和40年男最新号は5月11日に全国の書店・コンビニに並びます。ぜひとも手にとってください。