変化を求め、変わらぬことを愛する。

新聞雨の朝はいつもこの包装に感心させられ、配達の方のご苦労に頭が下がる。包む時間もあるだろうから雨の日はさぞご苦労だろう。ましてや今朝はゴールデンウィーク前でちらしがものすごく多く、大変な朝だったはずだ。

若者が見向きもしなくなった新聞だが、僕はずっと続けている習慣だ。年々事業規模が痩せ細っているのはご周知のとおりで、我々雑誌の世界とともに長いこと厳しい状態が続いている。下りのエレベーターを上っているようなものだと言われていい気がするわけなく、指をくわえて眺めているわけじゃないぞと言いたい。新聞業界だって奮闘していて、朝日新聞は不動産業が本業を上回るなんて記事が踊っていた…って、それじゃダメじゃん(笑)。

現在『昭和40年男』の5月11日発売号の〆切作業中で、チェックしている原稿にいい言葉を見つけた。連載企画の『ガツンとひと言。兄貴の説教』に僕の大好きな兄貴が登場していて(発表は後日!!)、「明日死ぬと思って生きろ。永遠に生きると思って学べ」との、ガンジーさんの言葉を紹介している。スティーブ・ジョブズさんも似たような有名な言葉があり、その他にも同じ意味の名ゼリフを残している人生の達人は多い。ビニールに包まれた新聞に明日死ぬとまで当てはめるのは少々大げさだが、がんばっているじゃないか。そして業界は、永遠に生きると思って奮闘していることだろう。

50歳を過ぎたおっさんだからこそ変化を求めていかなければならず、それこそが永遠に生きるもっとも有効な策で、源泉は学ぶ気持ちだろう。変化に対してはしなやかでいたいと常々思っているものの、なかなか対応力が落ちているのが情けない。加齢を言い訳にせず、今回登場していただいた兄貴を見習いたいところだ。

ただ一方で、最近は長いこと変わらず得意技としてきたことの深化に取り組み始めた。得意技といったって、胸を張ってどうだってレベルじゃないが、伸ばせば老後を生きる力になるんじゃないかと日々少しずつ進化でなく深化させている。これも学ぶことに尽きるな。それにしてもやはり持つべきものは『昭和40年男』だなって、最新号のPRかよっ!!

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