最近このブログでアナログ盤のネタが増えているのは、現在外袋の入れ替え作業をしているから。この作業が実に楽しくてなかなか進まない。「このアルバムのラストのバラードはふられたときに聴き込んだな」なんて、当時がフラッシュバックしやがるものだから時間がかかること。まだ半分ほど残っていてしばらく楽しめそうである。
レコード好きにとって帯は大切だ。僕は痛まないように外して保管していた。が、ある日お袋が捨てちまいやがった。結婚後に実家に残したままにした僕がバカだったのだが、貴重な帯たちがすべて葬られた。ちなみにお袋は大切なカセットテープもすべて捨てやがった。袋に詰めながらちょいと後悔しつつコイツを見つけた。僕のコレクションには女房のモノも多く加わっていてそれらの帯は健在だ。レンタルレコード店でバイトしていたから、そこからもらえたタイトルも混じっている。彼女が好むはずのないブライアン・フェリーの『ボーイズ・アンド・ガールズ』はそんな1枚で、僕のライブラリーに変化を付けてくれている。その帯に注目していただきたい。
1985年にリリースされた作品で、CDとカセットと三つ巴でラインナップしている。CDが3,300円とは高いですなあ。CDが勢いを増していた頃で、やがてCDの販売がレコードを抜く。ベースとなる音源もアナログからデジタルへと移行していった頃で、アナログ盤では判別しづらいがブライアン・フェリーのことだ、きっとデジタルだろうな。よくよく考えるとあの当時はそんなことを気にしていなかったバカモノだ。おもしろいことに、このライナーノーツの書き手はアナログ盤で聴いている。“ターンテイブルにレコードを置き針を落とす。”で書き始めているのだ。貴重な変革期を体験できたってのに、あまり深いことを考えずに受け入れたのは、帯を捨てられちまったことと同じく今さらながら悔やまれる。
’60年代のLPには,全部のLPに必ずしも帯がついていなかったという話もあり,よってニセモノや複製が後をたたないのです。ビートルズの初期盤は,帯(通称『半かけ帯』)があるのとないのとでは,値段が100倍も違うと言われています^^
100倍ですか。帯バブルですね(笑)。
帯付きが貴重なだけに,帯のニセモノというのもあるのですよ。
恐ろしい世界ですか…
えっ、そうなんですか。ニセモノとは不届きものがいるのですなあ。
そう言えば当時のインテリア雑誌には
レコードの帯を並べて壁に飾るのを
お薦めしてましたね…
ニューミュージックとブリティッシュロックを
一段ごとに貼ってました。
へえー、そんなおしゃれがあったのですね。ジャケは我が家もやってますけど、帯とは恐れ入りました。やってみたいけど帯は葬られました(泣)。
LP盤の帯が、あるとないとでは雰囲気変わりますし
無いと、なんだか物足りない・・・
あってこそ完成品のような気がします。
日本のLPだけにある帯は何とも貴重!
中古市場でも帯があるとちと高い(笑)
その帯が捨てられてしまったとは
泣くに泣けないですね・・・
紙ジャケ復刻でも、帯まできっちり復刻していただけると
いい仕事してるぅ~って感心してしまいます。
現代風の帯に直されると残念な気分・・・
introductionさん、コメントありがとうございます。
中古市場ではまさしく損しますね。ウチのお袋に聞かせてやります。