12歳になった我が家のムードメーカーが、最近寝てばかりいる。以前は「遊んでくれ〜」と要求する時間の方が多かったように思うが、最近ではほぼ寝ている。家に帰った瞬間こそバタバタと騒ぐものの、ホンの数分でやわらかいものの上でこうしてコテっとなる。その動きや眠っている姿は癒しではあるが、少々悲しい気分を連れてきて、以前「うざったい」と相手にしなかったことを思い出したりする。
先日、正月以来となってしまった実家に行った。76歳のお袋は、忙しいときには残業を数時間こなす深夜の立ち仕事を週5勤務で続けている。以前は老け込まなくていいだろうと思っていたが、ここのところ疲れがたまると言い出した。腰や足が痛くてマッサージにもちょくちょく出かけているそうで「1回100円なのよ」と笑うが、痛々しく思わないわけがない。これまで頑丈としか思ってこなかったお袋が最近小さく見えて「もうやめたら」と言ってみたが、やれるところまでやると突っ張る。
みんな老いてゆく。僕も衰えを感じる場面がたくさんある。徹夜すると後の2〜3日調子が狂うからわずかな時間でも睡眠を取るようになった。人の名前がなかなか出てこない、太りやすくなった、練習してもなかなかタイムが縮まらないマラソンとか…、挙げたらきりがない。きっとタメ年のみなさんなら頷いていることでしょうな。
だが50歳という年齢はまだまだ若いとも言える。『昭和40年男』で、創刊2号より長期にわたって連載している『ガツンとひと言。兄貴の説教』では、多くの兄貴から俺たち世代の人生はこれからだと説教してもらっている。苦しんでいるときにその言葉の数々はきついが、仕事でもプライベートでもハードルを越える度に兄貴たちよりいただいたありがたい説教に気持ちよく納得する。そのハードルは大小をあまり考えなくともよくて、常に越えていくことを意識するようにしたい。そのためには心と体の整備を怠らないことだろう。
小さくなってしまってもなお突っ張るお袋に学びつつ、甲斐性なしの自分が情けない。楽な暮らしをさせてやるだけの努力、つまりその分のハードルを越えていないということだ。そんな自分を責めている。
初めまして。
私の母が生きていれば84歳だと思いますが
今でも仕事を頑張られているお母さん。
なぜか「かあさんの歌」が浮かびました。
わんこは人間のように平等に歳を取らず
見た目がさほど変わらず知らず知らずに
人間年齢を越して行きますものね。
そして同時にわんこも家族だと言う事。
私も1965年生まれで
ブログをしております。
現在1964年設定の新聞屋さんを作っています。
お時間があれば是非。
http://blogs.yahoo.co.jp/canonsureeboul2011728
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HEETさん、はじめまして。コメントありがとうございます。頑張るお袋に申し訳ない気持ちでいっぱいの50歳ですよ。
ブログ拝見しますね。
今日のブログは、いろいろと心に刺さりました。
76歳になる、お母様が現在でも
深夜の立ち仕事を、週5勤務で続けている。
気丈夫で元気な、お母様ですね。
私の母は、スーパーのパートを
数年前に辞めております。
高齢による持病もあり、
日々グチをこぼして暮らしています。
お母様が、お元気なうちに
親孝行に励んでください。
年を重ねてくると、親の面倒をみるなど
生活にもいろいろと変化が出てくるなと
感じている、春、今日この頃です。
ありがとうございます。
お互い親のことがいろいろとのしかかってくる歳ですなあ。