昭和40年男のスマホ奮闘記。

IMG_3253悲しいことにスマホが苦手だ。でもそんなこっちゃイカンと遅ればせながらiPhone3sに手を出したのはもう何年前のことだろう。ガラケーとの2台持ち時代をしばらく過ごし、一昨年に女房と一緒に乗り換えた。月々の料金を大幅に減額できたうえ、信じられないような金額の商品券をいただいたのは昭和の夫婦には理解に難しかったが、契約者の争奪戦とはそんなものだろうと受け入れた。申し込み後の待ち時間に豪勢に飲み食いしたが、商品券分の消費はできっこないと上機嫌の2人だった。

2年が経ち、またまた乗り換えを画策した。たくさんのご祝儀がもらえることに期待しないわけがなく、今回も豪勢に飲食しようかなんて考えていたが、これがたった2年でずいぶんと変わってしまった。機種代がガッポリとられた上、料金プランには使わない有料コンテンツがマストになっていて一昨年より格段に高い。かつてが常規を逸脱していたのはわかるけど、消費者にとってはこの差は大きい。

新しいマシンを手に入れて困ることがさまざまな設定である。パスワードを忘れてしまっていたり、いくつかの情報が消えてしまったりと困った日々が続いていて、社のデジタル博士に頼りきっているのは我ながら情けない。今回のバージョンアップからは苦手意識をなくそうと、極力彼に頼らず努力を積み重ねているつもりで過ごしているが、自己分析するとこの端末が好きじゃないのが大きい気がする。「そんなに繋がってなくていいじゃねえか」というのが口癖の僕だ。呑んでいる席で断りもなく広げられるといい気分がしない。そんな行動に以前は説教することがしばしばあった。だが最近ではそれもかったるくなるくらいスタンダードになってしまい見逃すようになった。おっさんは長い月日をかけて社会に屈したのだ。

このついでに、苦手意識も一掃したいものだと奮闘を続ける昭和40年男である。奮闘〜努力の甲斐もなく、とは寅さんが歌っていた。甲斐があるように願う日々だ…って、願ってどうする(笑)。

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4件のコメント

  1. 自分も全然ついていけてません・・・やれSIMだVPNだと、、、え〜い、ウルサイ!って感じです。ただ、接続環境が悪いとイライラしてしまうのは、昔は無かった余計なストレス要素を抱え込ませられたもんだとまた悲しくなります。更に、中国のカラオケCLUBには接客係(いわゆるホステスさん)が付きますが、オーナーの教育が悪い店では個人のスマホを抱えて接客にあたります。客の歌も聴かずに、隣りで堂々とNetショッピングとか友達や恋人!?とメールをする御方もいらして、ストレス発散するはずの社交場でもまたイラッ!とする要素を増やしてくれてます。でもそれを何も注意しない日本人(昭和のオッサン)を見るに、本当に優しい人種なんだなぁ・・・と、また涙が出てきます。

    • おもしろいコメントありがとうございます。そして確かに涙が出ますなあ(笑)。

  2. 折しもiPhone新機種が新入学、新社会人向けに出たタイミングですね!
    勝田で飲んだ時は5だったような、でも先日は6だったような…
    メカモノは嫌いじゃない、理系ですが、いぢってる時間が勿体無く思えてきた五十路です。

    • ホント、時間がもったいないですよね。仕事は仕方ないにしても、普段の暮らしでは極力放り出したいと思ってます。って、その気持ちがイカンのですな。

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