アナログ盤の楽しみ方。

先日このブログに、アナログ盤の外袋を購入したと書いた。ソイツが届いて化粧直しをしているのだが、これが実に楽しい。ただ袋に詰めちまえば僕の貧乏コレクションごときあっという間に終るはずだが、すぐさま詰め替えてしまえるジャケットはほとんど無い。1枚1枚に染み付いた想い出を掘り起こしながら時間旅行を楽しむ。そして歌詞カードやライナーを引っ張り出しては読み出し、あげくの果てには聴き始めるから1枚を袋に詰めるのにかなりの時間をかけることになる。春の繁忙期で時間があまり作れないから、作業はほとんど進んでいない。

それにしてもたいした宝物である。たかがレコード盤に詰まった想い出にはそれぞれに喜怒哀楽がある。モノを所有するってのは心がともなうものだ。なんてのはおっさん特有のことなんだろうな。

シナロケ死んじまった相棒から借りっ放しの1枚がこれだ。シーナ&ロケットの『真空パック』で、歌い手のシーナさんまで去年逝っちまった、なんとも悲しい1枚である。ミュージシャンを夢見ていた僕と相棒は、一緒に聴きながら議論したりコピーしたりといったレコードがたくさんあり、ジャケットを眺めているとそんなシーンが次々とうかんでくる。もうすぐヤツの命日で、今年は想い出の詰まったレコードで過ごすことにするかな。

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