日曜の朝だってのに満員になったゆりかもめ線が国際展示場正門駅に着くと、ほぼ一斉に客が降りた。人波が向かったのはビックサイトで、途中で二手に分かれる。僕の向かった方がやや劣勢だった(悲)。本日のお仕事は『東京モーターサイクルシュー』というバイクの見本市でのブース展開で、もう1つ行なわれていたのが『AnimeJapan2016』というアニメ関連のイベントだ。
双方ともに海外進出がうまくいった、日本が誇る産業でもある。いまや死語に思えてきたアベノミクスには、アニメを海外へと売り込もうとが叫ばれ、バイクにおいても世界シェアを国内4メーカーで50%(現在40数%)以上にするとのスローガンが経済産業省を通じてぶち上げられている。国内の販売台数100万台という現在の倍以上の数値目標もセットで目指すとしているが、国内販売に関してはもはや諦めムードが漂っている。バカバカしすぎる規制の緩和でこの数値目標は現実を帯びてくる。安倍首相が度々述べている言葉でもある。僕は経済産業省の偉いさんへのインタビュー取材を通じてこの件について追い込んだことがあり、規制緩和については管轄外だが、経産省としてコミットしていくという宣言を引き出せた。もうずいぶん長い時間が過ぎたが、具体的な動きはまったく確認できていない。いつの間にかその偉いさんは移動になってしまい、僕の情熱は折れかかってしまった…、と愚痴っちゃイカンな。これに関しては業界人として諦めずに声をあげていくつもりだ。
どちらも日本人の器用さや真面目さがクオリティに関与して、ここまでの産業になった。人間というのはどん欲なもので、どこまでも発展を求める。昨日の『東京モーターサイクルショー』でも去年よりはやや小粒ながら新しいバイクの数々が展示され、それは日進月歩を繰り返してきた、まるで結晶を見るようである。残念ながら『AnimeJapan2016』は行けなかったが、こちらも常に新しい表現やスタイルに、作家さんや業界人たちがチャレンジを繰り返すことで発展を遂げ、世界中を魅了しているのだろう。我々の先輩たちから続く熱い情熱が、こうしたいくつかのグローバル産業を育て上げてきた。これからも発展を続けていくために今何をすべきか。どんなに規模は小さくとも、前進することに大きな意味があるはずだ。そう肝に銘じながら過ごした週末だった。
何ともタイミング良く、、、国内4メーカーそれぞれが御ひいきの4人のバイク部女子高生(カワサキに乗るいつもシンプソン被ってる部長だけは年齢不詳のようですが・・・)が、バイクを軸に青春する人気マンガが4月からTVアニメになるようなのですが、その辺、隣り合った会場同士で上手くジョイントしたのでしょうか?遥かに市民権を得たアニメに、普及の力を借りたくなるのは至極当たり前のことなのに、当のバイク業界側(と、バイクユーザー側)が変なプライドを持ってたりはしないかが少々不安です。バイクは”単車”というだけに排他的な趣向品ではありますが、良いものを創るには「情熱ある人材」と「金」が要るので、まずはそれらを引き出すためにも(バイクだけに)モットモットあの手この手を使ってこっち(バイクの楽しさ)にみんなの顔を向かせることが必要だと思います!!(長くてすみません・・)
『ばくおん!!』の放映はうれしいです。これに乗っかって顔を向かせます(笑)。
いやいや、細かな努力を積み重ねないとイカンですよね。頑張ります。
やや、っていうかアニメの圧勝でしたな(笑)
オレらが若かった頃もアニメブームと言われてましたが、ヤマトやガンダムのバッグを持って歩くのはちとはばかられたもんです。
が、今の若い子たちはキャラが描かれているデカい紙バッグを堂々とぶら下げて歩いてますね。
アニメって完全に市民権を得たんだなぁ、とビッグサイトの帰り道でおじさんは思ったのでした(笑)
若い子どころか、結構な歳の男女もぶら下げてましたね。ca-niさんと同じことを考えた帰り道でした。
初めてコメント致します。
特集とても良かったです。車高落としたり、ロールバー入れて改造車検取った事や、オートサロンで、雨さんと写真撮って貰った事を思いだしました。
四十新聞の記事ですが、日本人初のプロサッカー選手って、実は歌手のさだまさしさんの弟さんだそうですよ。協会が認めているそうです。以前さださんがある番組で言ってました。
もーりーさん、初コメントありがとうございます。貴重な情報にも感謝です。