そんなのあたり前だろとお思いのあなた。まあまあ、少々お付き合いください。
もりそばをすすった後に、そば湯をいただくのは至福ですな。が、この恩恵にあずかるのは冷たいつけそばだ。くれと頼めば普通のそば屋ならそばちょこと一緒に出してくれるが、奥ゆかしい俺たち昭和40年男にそんなことはできない。食後のそば湯は楽しみたいが、あったかい汁そばが食べたい日は諦める。
が、僕は勝ち取った。会社の近所で最も多く世話になる店は、座るなりコイツが出てくるのだ。夜の営業は店主と奥さんで店を回している、いかにも昭和なそば屋だ。通い続けて2年ほど経ったある日の夜、汁そばを頼んで待っていたところに「お茶代わりにどうぞ」と奥さんが出してくれた。これは通い続けた成果とも言える。冷たいそばをオーダーしてその食後にいただくそば湯は、湯桶に入ったすべて平らげる。ランチタイムは待っている客が多いからそんな迷惑はできないが、夜に行ったときは流れるラジオを聞きながらゆったりと残さずいただくからこその気遣いだったろう。
ランチタイムはパートのおばちゃんたちがホールを走り回り、奥さんは厨房に入ってしまう。当然ながら汁そばにそば湯は出てこないはずが、奥から指示を出して出てくるようになった。忙しいランチタイムは湯桶の数が厳しいだろうが、必ず出してくれる。しかも最近では、もりをオーダーしても座った瞬間にまず湯桶とそばちょこが出てくるようになった。他のお客さんには申し訳ないが、これは常連の特権である。
が、つい先日忙しかったからか出てこなかった日があった。そこで催促するような無粋なことは当然しない昭和40年男で、何もなかったように店を出た。後日、ランチタイムに店に入ると、パートのおばちゃん3人ともが先日は失礼したと詫びる。ここまで来るとくすぐったいが、うれしくないはずがない。と、おっさんはこんな風に自分の日々を高めていく。街にある普通のそば屋だからこその、気持ちのこもったあたたかいサービスに毎度感謝してはまた通うおっさんだ。
ありがとうございます、勉強になります(^^)v
ってよか蕎麦部失格ですな(^^;)))
すまん、蕎麦湯用ですら無いよね、そばつゆ用だよね(+o+)
そばちょこって江戸から続く深い世界なんですよ。初めて入ったそば屋では眺めるようにしてます。
そばちょこっていうんだね(*_*)
蕎麦湯用のお猪口って事ですかね(^^)
知らなかった(^^;
そば煎餅はわかるがそばチョコって何ぞやと悩んでしまいました(^^;)))
お馬鹿で申し訳ない(>_<)