先日最終回を迎えた『鴨川食堂』を、みなさんはご覧になっただろうか? 久しぶりにショーケンの姿を見ることができてNHKに感謝だ。高い視聴料を払っている甲斐があるってもんだぜ。
うれしい。ショーケンがブラウン管…、じゃなく液晶の中で動いているだけでよい。声を発しているだけでよい。ファンを包み込んでくれる落ち着いたドラマで、焼酎によく合う。このところ呑む時間が捻出できない状態が続いていて、最終回どころか録画は5本もたまってしまった。だからネタバレ投稿はやめてくださいね(笑)。逆に言えば、仕事が一段落してじっくりと観る日を楽しみにとってあるのは贅沢な気分だな。
僕ら世代にとってショーケンといえば何はなくとも『傷だらけの天使』だろう。本放送時はお子ちゃまだった僕で、再放送でその世界にふれた。大人の世界とか男の生き様を知った気がして、正義のヒーローやドリフターズと違ったタイプの憧れを抱いた。そのカッチョいいショーケンの残像に加わったのが、後に知ったシンガーのショーケンだ。僕ら世代では、僕同様ショーケン体験は役者が先の諸氏が多いのではなかろうか。ザ・テンプターズはおろか、伝説のPYGなんて『傷天』から何年後に知っただろうか。彼の歌にふれたのは大好きだったBOROさんの『大阪で生まれた女』を歌っていたからで、正直なところこれについてはあまり高い評価はしなかった。が、後に聴き惚れ込んだのは『ぐでんぐでん』で、さらに決定づけたのは『ハロー・マイ・ジェラシー』だ。最もハマった頃は「役者なんかやらないでくれ。もっとロックしてくれ」なんて叫んでいた僕だ。
その後、歌うショーケンはいなくなってしまい、役者でも見かけることはなかった。それが突然、このドラマのことを知った時はどれほど喜んだことか。しかも傷天でも一緒だった深作欣二さんが監督とのクレジットは、昭和40年男の涙を誘わないはずがない。焼酎をチビチビやりながら“今のショーケン”を見られる幸せを噛みしめている。今夜あたりは焼酎でもなんて思いつつ、楽しみを先延ばしにしている春だ。
修「アキラぁ、誰に手紙書いてんだ?」
亨「昔、世話になった練馬の鑑別所の先生に。 アニキ、ハイケイの【けい】ってどう書くの?」
修「ケイサツの【警】でもいいし、ケイバの【競】でもいいんだよ」
亨「やっぱりアニキは偉いな、中学卒業だから!」
修「おだんてなよ」
俺も後追いで20代の頃、BIGIのダブルのスーツ着て、困ったようなシブ~イ顔してショーケンのマネしてましたよ(笑)
50になっても今さら高倉健にはなれんから、これからもショーケンの演じた小暮修のように青臭く、セコ~く、いざとなったら逃げる準備もして、でもカッコつけて義理人情に厚い男でいたいね。
ショーケンネタだから、きっとオオサカ☆ヤザワさんはコメントいただけると思っていました。
カッコつけて義理人情に厚い男。いいですね。頑張りましょう。
白髪が増えても、腹が出ても、ショーケンはやっぱカッコいい!! 忽那汐里との親子関係も、しみじみ、じんわり胸にしみました。最終回、私も録画をまだ観てない。今夜あたり日本酒やりながら観よっかな。
コメントありがとうございます。
そうですよね、カッコいいですよね。今夜観てもネタバレ禁止ですよ(笑)。