それまであまり馴染みのなかったドリームズ・カム・トゥルーをスゲーと思った曲が『決戦は金曜日』だった。あの瞬間の衝撃はちょくちょく思い出す。ブラウン管の中で気持ちよさそうに声を伸ばす吉田美和さんに、コチラは息を止めて惚れ込んだ。当時はまだ歌の世界を夢見る少年だった僕で、まったく世界観の異なる音楽ながらいい影響をいただいた。以来、偉大なるタメ年女の歌は、紅白で聴けるといつも涙を流す。が、今日のブログとはあまり関係のない話で恐縮です、吉田さん。
明日の金曜日は50代に突入して初の健康診断なのだ。まさしく決戦じゃ。1年のだらけた暮らしの成績が出る。だらけていただけじゃなく、無理を重ねたり寝不足が慢性的だったりと言い訳はあるが、先日の『浅草秘密基地』でみなさんが帰った後の真夜中に、五目あんかけ焼きそばでホッピーを呑んでいるような男なのだからいい成績が出るはずがない。
検査を受けると約3週間後に、この成績表が手元に届く。そこにはきっと驚愕の数字が踊っていることだろう。先日無事に完走したマラソンもそうなのだが、体の劣化を知ることが本当に増えた。努力をしなければ確実に落ちていくのは、もうほとんどの50歳が感じていることだろう。周囲にも肩が痛いとか腰がまずいとか、そんなセリフがグーンと増えた。さらに生活習慣系の数値もちょくちょく話題となる。
昔々、フルマラソンで5時間を切って走れる人はほぼ健康体だと言ったお医者さんの記事を読んだことがあって、ならば僕は健康診断を受けなくていいやと仕事にかこつけて長年に渡り受けていなかった。それが40歳を過ぎて受けてみたら色々と問題判定を知ることになり、改善に努めたり努めなかったりのここ近年を過ごしている。1度ドラスティックに改善したことがあって、やれば出来るとの気持ちがかえって舐めた考えに堕落させた。ダイエットの成功経験があるからいつでも出来ると、ずっと失敗続きだったのとまるで一緒だ。コチラは一昨年に一念発起してなんとか達成できた。そして、「ふん、やっぱり俺はやれば出来るぜ」と体質改善に取り組んだ去年の3月…、な、はずだったのに明日が怖い。さあ、決戦だ。