表記のとおり、昨夜『宴』改め『東日本大震災・復興義援金集めだョ! 全員集合』
を開催した。お越し頂いた皆さん、ありがとうございました。すごく行きたかったけど
断念した皆さん、残念でしたね。つうわけで、ドカーンと盛り上がったイベントをセル
フレポートするじょー。
自粛からは何も生まれないと、自分にバシッと決め込んで会場へと出かけた。
リハーサルを終えて待っていると、おーっ、続々来るじゃないですか。「いつも
通りの大騒ぎをする」とイベント開始の挨拶をぶちかますと、なんともこれまで
にないいい雰囲気というか空気感がある。みなさん今日開催に踏み切った
意味を知り、またそのうえで参加する意義を持ってここにいるということだろう。
まずは昨日の参加ミュージシャン全員がステージに上がり、恒例の『日本全国
酒飲み音頭』でスタートした。続けて編集部金子が率いる昭和フォーティーズに
よる、キャンディーズとベイシティローラーズの曲で盛り上がった。しばしの歓談
をはさんで、昨日の主役といっていいだろう23歳のシンガー、みっちゃんが澄み
きった声を披露したのだ。汚れきった男たちの心に染み渡り、明日への活力を
もらった参加者一同。
続けて僕のバンドコーナーでは、前号・前々号に掲載した昭和54年と60年の
ヒット曲から、それぞれ英語と日本語を1曲ずつの計4曲を演奏。沢田研二さんの
『カサブランカ・ダンディ』でスタートして、2曲目はワムの『ケアレス・ウイスパー』
をかました。まったく似合わないキャラと声、曲の持つ雰囲気などなど、すべてが
僕と真逆で、こうしたイベントでなければ絶対に歌わない曲である。我ながら
驚愕である。そしてここで昨日のイベントを劣悪なものへと導いた最悪シンガー、
桜吹雪さんの登場である。コイツの登場でみっちゃんが作ってくれた空気をすべて
台無しにしてしまった。歌ったのはあの不倫ソング『ホテル』である。この桜吹雪は
実はこんな会話から生まれた。前週の浅草秘密基地でのことだ。
「マスター、演歌歌うんだけどなんか小道具ない?」
悪のり好きのさすがマスターだ。銀色の30㎝もあろうかという蝶ネクタイを貸してくれた。
これに似合うコスチュームは黒のスーツだろうということで、仕上がったのが桜吹雪
(命名ドラムのダーヤマ)さんである。僕は速攻で着替えてそのキャラに変身し、イン
トロが流れる中袖から登場すると想像以上の罵声が浴びせられた。ふむふむ、思った
通りじゃ。1番を歌い上げ2番は募金箱を持ち客席へと練り歩いていくと、おひねりの
雨あられだ。ポケットにも札が入り、桜さんはそういう意味では活躍したのであった。
ラストは54年のビルボード年間チャート1位の『マイ・シャローナ』で締めたのだった。
昨日はこの後がよかった。“中年の主張”コーナーである。前回「パンはかびるものなんだ」
と添加物の話を展開してみんなの耳を奪った杢師さんによる模範主張は、会場をすっかり
そのムードに引っ張ってくれた。2番手に名乗りを上げたよっちゃんが、この日みっちゃんと
並ぶもう1人の主役である。福島県の郡山に実家がある彼女は涙を流しながら「自粛しな
いで」と呼びかけ、またこの震災を「忘れないで」と力説した。会場が1つになった瞬間
だった。この後も次々と震災に対するポジティブな意見が数多く出てきて、素晴らしい時間
が紡がれていったのだ。
美しい気持ちが連鎖していく。被災なさった方々への思いが連鎖していく。そんな集いに
なったよ。設置した募金箱には7万4,159円と、昨日はドリンクを100円値上げして寄付に
回そうということでたくさん呑んでもらった合計は167杯でつまり1万6,700円となる。ここに
スタッフの寄付金を追加して東北のみなさんに届けることにしている。次号とここでキチンと
報告します。
ジャンケン大会で幻の創刊号を放出して、ラストは『雨上がりの夜空に』で締めくくった。
参加いただいた皆さんはきっと胸にあたたかいものを感じながら、明日へと続く家路に
ついてもらえたんじゃないかと思う。みなさん、本当にありがとうございました。
3日はどうもありがとうございました!!
前回に引き続き歌わせて頂くことが出来て、
とても幸せな時間でした☆
中年の主張では感動の嵐
編集長の歌や皆さんからパワーをたくさん頂きました。
本当にありがとうございました!!!
素晴らしい歌をありがとうございました。もうすでに僕らのイベントには欠かせない存在になりましたね。実力はアイドルで攻勢をかけますか?