旗日は死語!?

IMG_3038今日は建国記念日ですな。神武天皇が即位した日とされる。僕らが生まれた年は旗日でなかった。GHQに禁止されていたそうで、昭和41年に旗日としての復活が認定されて、翌年から晴れて旗日となった。このときから紀元節でなく建国記念日になったとのことだ。が、親父はこの日を迎えると「お父さんの誕生日は紀元節なんだ」と自慢げに言った。昭和7年生まれの親父の誕生日で、旗日がゆえ毎年家族で祝った想い出が強く残っている。残念ながらもう20年以上前に逝っちまった。親孝行があまり出来なかったことが悔やまれ、その分お袋に注ごうと努力しているもののなかなか時間に追われるままに親不孝を繰り返しているバカモノだ。

ジャパンラブな親父は本当にうれしそうに、毎年紀元節だと繰り返した。この日に生まれたからジャパンラブが強くなったのか、逆にそうだからこの日に生まれたのかと思わされるほどだ。戦後復興のこともまるで自分の功績のように語るし、オリンピックでメダルを穫ると子供のように喜ぶ。そのまま僕に受け継がれ、どうやら息子にもしっかりとリレーした。まだまだ甘いがな(笑)。

ところで旗日ってほぼ死語ですよね。僕らが幼少の頃は家々に日の丸があがっていて、都バスや都電にも国旗が飾ってあった。今のバスはどうなのだろう。街ではほとんど見かけなくなってしまったから、祝日を旗日なんて子供たちに説明がつかない。そもそもハッピーマンデーなんてつまらないことを導入しちまうのだから、死んだ親父はさぞぼやいていることだろう。今宵はそんな親父に想いを馳せて乾杯だな。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

2件のコメント

  1. いつぞや何処かで言ったことがありますが、
    我が国ほど自国の国旗に対する感覚が歪んでしまったところもないと思う。
    韓国や中国からの気持ち悪い恫喝に屈したかのように自虐史観が刷り込まれ、日の丸を普段に掲げることが恥ずかしいことや後ろめたいことのようになってやしませんかねぇ。
    せいぜい堂々と日の丸を出せるのは、サッカーなどのスポーツの国際試合の時くらい。
    建国記念の日に国旗を掲揚できないような感覚は、とても恥ずかしいことに思えるけどね。

    • 補足していただきありがとうございます。

コメントは受け付けていません。