28歳より続くチャレンジ。

マラソンちょうど1週間前の今日、僕はフルマラソンにチャレンジした。50歳の大会ということで気合いを入れてのぞんだ。ここ近年下がりっぱなしだったタイムに一応のストップをかけることができたのはよかったが、4時間切りの目標に対しては9分オーバーの残念な結果に終った。1週間が過ぎた今日に至ってもやはり悔しい気持ちでいっぱいだ。

50歳の完走を記念してこれまでのフルマラソンの軌跡を振り返り、時間の旅を楽しんでみることにした。というのも、これまでの完走証を女房が保管してくれていたのだ。

初トライは平成6年だった。これまで僕は26歳が初のエントリーだと錯覚していた。その歴史が間違っていたのはまるでいい国作ろう鎌倉幕府のようですな。28歳にして初挑戦だったのだ。タバコをバシバシ吸っていた僕で、しかもろくな練習もせずに4時間39分でまとめたことで、その後のフルマラソン人生がなめたものになってしまった。翌年も懲りずにエントリーしたが、ろくな練習どころか前年よりもっと少なくなってのトライだった。さすがにコイツはまずいと思った僕は、前日の夕方からせめてもの努力だと禁煙した。さらにフルの先輩から、絶対に歩いちゃダメだ。歩いてしまうと絶対にそれまでの走りは取り戻せない。どんなに苦しくてもゆっくりでもいいから走り続けることだ。と、強くアドバイスを受け、素直な僕はそれをしっかりと守った。結果、4時間15分で完走した。これによってますますフルをなめきったバカモノだが、今に繋がる禁煙に繋がったのはありがたい副産物だ。当初はゴール直後に人生で最もうまい一服をしようと考えていたのだが、思ったより禁煙はきつくないなと続けて21年になる。

その翌年も走ったが、30歳の春よりバイク雑誌の仕事がより一層激務となって、深夜の食事を繰り返しながらグングン太った。これまでの人生でもっともデブ期を迎え、フルは遠くの出来事になった。28歳から30歳の3回で引退するつもりだったが、その4年後に復活を遂げた。仕事は以前より忙しくなる一方だったが、だからってチャレンジングな人生でないのはイカンと考えての復活だった。これが初回とまったく変わらず4時間39分だったのは、今に続くフルマラソンジャンキーへのお導きだったのか? 以来、ちょこちょこと歯抜けにはなっているが完走証は積み重なっている。

ここ近年はずっと4時間20分台を繰り返す低迷ぶりだったが、冒頭の通り見事に下降傾向にブレーキをかけた。こうなったら来年は絶対に4時間を切る。この気合いが続くといいのだが、1年持続するのがなかなか難しい。こうして決意表明することで奮い立たせている、姑息な俺です。

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2件のコメント

  1. 肉離れ出なくて良かったね(^^)
    自己ベストでしょ素晴らしい(*_*)
    今なら勝てるかもなんて言ってすいませんでした(>_<)
    でもハーフは負けないように頑張りますからね(^^ゞ

    • ありがとうございます。肉離れはギリギリな感じで、悲鳴を上げてます。
      自己ベストは4時間1分というのがあって、これが切りたい気持ちを強くさせてます。

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