家から駅方面へと続いていくケヤキ並木が、出社をなんともいい気分にさせてくれる。だが去年暮れより変化があった。なんとも無惨な姿にされた木は、残念ながら病気だったのだろう。何本もがこうして切られてしまった。そして今年に入って始まったのは、木の根によって盛り上がったブロックをはがす作業だ。無惨とまでは言わんが、気持ちのいいことでないのはもちろんのことで、つらい日々が続いている。
そしてこの大工事は大詰めとなってきた。はがされたブロックを盛り上げた根を削るかのように平らにして、新しいブロックをはめていく。1本、また1本と仕上がっていく今日この頃である。そして切られてしまった木は根っこごときれいに無くなり、何もなかったかのようにブロックが敷き詰められる。
弱まった木から人々の生活の安全を守る。大切なことだ。盛り上がったブロックだってお年寄りや小さな子供たちには危険だ。わかるよ。わかっているのだが感情はなかなか割り切ってくれない。痛みを感じてしまうのは、きっとこの並木を愛している者たちや街を愛している者たちに共通していることだろう。そして早く、すべての工事が終ってくれることを望んでいる。
地球規模で考えても同じことだろう。そしてそこから不自然なバランスが生まれることはバカな僕でもわかる。せめて僕らは、生活の中でその逆になるような行動を些細でも心がけたい。その1つひとつが微力ながら不自然なバランスを緩和してくれるはずだ。
家の前が落ち葉で汚れるのでなんとかしろ!
という苦情に当局が折れて伐採というケースも多々あるようです。
お世話になっているお客様のご自宅近所にも大きなケヤキがありましたが、ある時無残な切株になってしまっていたのでどうした事かとお客様に尋ねてみると、そうした理由で伐採されたとの事。(切株が放火される事件も起こったとか。)
またウチのマンション前の桜も、ほとんど枝を落とされて、幹だけが残っている何だかよくわからない街路樹になってます(^_^;)
これはウチのマンションの住民が管理組合に苦情入れた為です。
落ち葉は季節を感じたり風情のあるものとオレは思いますが、ゴミと考える人が増えてしまい残念です。
残念な話ですね。僕の周囲でも「紅葉って要するに枯れ葉だろっ」と吐き捨てた方がいました。ちょっと距離があいてしまいました(笑)。