「ありがとうございます。491円になります」と毎朝のように言われる。ポケットの中から取り出した小銭に1円が入っているとちょっとうれしい小市民は、このセットを受け取る。もうどれくらい続けているかわからないくらい長い年月になった。
何年か前の健康診断で、血圧に赤点がついた。どんな異常数値よりも嫌なのが血糖値と並び血圧だ。亡くなった親父は40代前半より苦しんでいて、大量の薬を飲んでいる姿を毎日見せられ続け、自分は絶対にこうならないと幼い頃に誓った。が、不摂生や食生活の乱れからだろう、スコーンと上がってしまった。そこで投入したのがご存知、胡麻麦茶だ。コイツが効いたのか、はたまた食生活の改善なのかわからんが、ともかく去年の診断では完全なるA判定になったのだ。
もうひとつの血糖値はなんも気にせず飲み食いを楽しみたいから。これまで心配無しだったのが、去年の診断で初めて赤点を食らってしまった。いろんな文献に目を通して自分なりに見つけた原因は、1日2食生活だろうと判定した。50歳の誕生日を高校時代にリセットしようと目標を立てた。ある方から人間は1日2食の方がよいとのアドバイスを受け、ならばと取り組んだ。これがバッチリだった。午後の仕事がすこぶるはかどり体調もいい。もちろん体重も順調に減り続けて絶好調だと思いきや、こんなひどい仕打ちが待っているとはトホホだ。3食に戻して1年、今年の診断ではどうなることやら。
さてさて、胡麻麦茶以外の紙パック3種をオフィス詰めの日は呑み干す。ジャスミン茶は朝で、スッキリさっぱりとした午前中を演出する。昼飯後は玄米茶で脂を分解する(!?)。そして、夜のお仕事を麦茶でぶっ飛ばす。と使い分けている。3ℓも呑むのはズバリ痛風対策だ。尿酸値はもうずいぶん前よりほぼ毎年B判定を食らっている、痛風発症予備軍である。先輩たちに聞くその痛さは恐ろしく、当然ながら避けたい。昔はガブガブ呑んいでいたビールも数年前から焼酎に切り替えたり、相当ビビっている僕だ。
と、50歳はけなげな努力を続けている。涙ぐましいねえ。491円がおそらく月に12〜3回は飛んでいる。するってえと、491円×12日×12ヵ月=70,704円が少なくとも消費されているのだ。脆弱な健康対策にしては高いなあ。みなさんは何かやってますか? 安くていい対策が会ったら教えて頂戴!!