久しぶりの東京タワー。

IMG_2932昨日は我が社の新年会だった。4時半に早じまいして向かったのは東京タワーだ。新年会を始める前に東京を一望してから、施設内にあるレストランで乾杯という幹事さんのナイスなアイデアである。会社のすぐそばでありながらなかなか行く機会はなく、初めてだというスタッフも多くいた。僕自身も独身時代のデート以来で、久しぶりの高さを楽しんだ。夕刻の街はクルマが多く、繋がったテールライトがきれいでゆったりとした時間を満喫したのだった。

スカイツリーにその座(なんの?)を奪われたと思いきや、どっこい観光客であふれていた。いろんな工夫が随所に見られて楽しい。相変わらずしょうもない土産ものは多く並んでいたが、浅草雷門と一緒で外人さんが買ってくれるのだろう。

よくぞこんな高いのを僕らが生まれる前に作ったものだ。昭和がやがて沸点に達するのに強くパワーを与えたことだろう。僕ら世代にとってはあってあたり前のタワーだが、昭和7年生まれの親父は特別な感情を持っていた。我が家の墓が麻布にあるから帰りによく立ち寄っては「明広、スゴいだろう」とまるで自分のことのように自慢する。この感覚って戦後復興を見守った男たちに強くある。そこに参加者意識があるのだ。今日本が忘れかけているのはこの意識だろう。自分の成し遂げたことが社会に還元されていくと、努力することを惜しまなかった。成熟社会となった今こそ、取り戻すべき意識なのではないか。そう、僕らだってステキな言葉を知っている。「キャシャーンがやらねば誰がやる」だ。

高い所からビックシティを俯瞰していると、そんなことを考えさせられる。これはいい事だな。近いのだから年に何度かは訪れよう。まだ行ってないスカイツリーにも上ってみることにしよう。

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