腰痛を克服した昭和40年男だが…。

ぶら下がりひどく苦しんだ腰痛対策にひょんなことからぶら下がりを始めてもう2年が経った。我が家は多摩川沿いの団地で、目の前にお情け程度の遊具を設置した公園がある。ある日こうしてブランコに「えいやっ」と飛び、ぶら下がってみたのだ。ギシギシと背骨が伸びていく感覚を味わい、これはきっと腰痛対策にいいはずだとしばらく続けると思った通り、すっかり完治した。以来、毎朝とはいわないまでも続けていて、いい習慣になった。

朝食後にここへと出向きぶら下がる。当初はそれだけだったが懸垂を始めた。情けないことに非力でまったく上がるようにならず、世間様から見たらもがいているだけだろう。そこにさらに、ぶら下がりながら足を上げて腹筋を鍛える。逆に海老反って背筋に効かせる。片足ずつひねるように持ち上げて脇腹に効かせるなんてのを月日とともに加えていった。そんな運動と運動の合間にはストレッチを入れるようにした。これは今年やっちまった肉離れ対策と治療のためだ。だいぶ柔らかくなったと実感していてこれも気持ちがいい。

そして今年さらにもう1つの運動が加わった。これには深い理由がある。『昭和40年男』でも大活躍してもらっているライターの濱口さんとカラオケに行ったときのこと。少年隊の「仮面舞踏会」を歌いながら足をきれいに上げたのだ。「すげえっ」と思った翌朝、ぶら下がりの帰りにちょっと真似てみた。上がらない。彼の半分くらいしか上がっていないイメージで、これはまずいとぶら下がりの帰りは歩を進めながら、1、2、3で左右交互に上げるようにしている。続けていると少しずつだが高くなってくるものだ。若かりし日のようにスピーディな進歩は無いが、確実に高くなっている。まだまだカラオケで披露できるレベルでないが、近い将来少年隊に対してトシちゃんで対抗してやるとの野望を持っている。

ブランコをここまで活用している昭和40年男はそうおるまい。だが僕が行なっているどの運動もご近所の奥樣方には奇異に映るようで、女房はたびたび訪ねられるそうだ。そりゃそうだよな (笑) 。
 

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