イブですな。今日をハッピーに過ごせる方はめいっぱい楽しんでくれっ。そうでない方もたくさんいることでしょう。僕もそうだから一緒に頑張りましょう!!
幼少の頃、煙突のある家じゃないとサンタが来ないとのことで僕は早々に諦めていた。そのうえ、電器屋を営む我が家は大忙しだった。当時の電器屋にとって、毎日のようにクーラーを取り付ける夏と、テレビを中心とした大需要期になる暮れはそれこそパニックのようだった。加えてカレンダーが家中にあって、僕ら子供は巻いてビニールに入れる作業をひたすら繰り返す。テレビなどの納品になれば長男の僕はかり出される。ともかく一家揃ってこのピークを乗り越えるのだ。そんなところに、メーカーが差し入れてくれるクリスマスケーキはうれしかった。加えてお袋が焼き鳥屋で鳥のもも焼きを買ってきてくれ、嵐の中でひとときの安らぎを得るのがイブだった。
そんな幼少期がまるで運命だったかのように、その後もクリスマスには縁遠い僕だ。今夜きっと1人で立ち食いそばをすすっていることだろう。そんなロンリーなヤツをクリスマスソングがおおいに慰めてくれた。僕にとっての傑作を挙げると、アルバム部門では文句なくマライヤキャリーの『メリー・クリスマス』だ。1枚丸ごとクリスマスソングが詰まっていて、クリスマス難民の僕をやさしく慰めてくれる。抜群の歌唱は心地よく、毎年12月に1度だけプレイすることにしている。と、書きながら今年はまだ聴いていないと焦っている今で、今年はもしかしたらクリスマスを過ぎてからになるかもしれない。
そしてベストソングを挙げると、ジョンの『ハッピー・クリスマス』にキマリだな。これは弾き語りできるように10年以上前にマスターして、毎年何度か歌っている。今年も先週の『浅草秘密基地』で披露して、今年の千秋楽となった21日にもぶちかまそうと思っていたのだが、残念なことに集まりが悪いうえ一般のお客さんが多すぎて断念した。『サンタが街にやってきた』とか『きよしこの夜』なんかも用意していたのに残念だ。
みなさんもきっとお気に入りのクリスマスソングが多くあることでしょう。今宵はそんな曲を聴きながら、大切な人と大切な時間をどうぞお楽しみください。メリークリスマス!!
メリークリスマス(^_^)ノ
「よいお年を」はコトバにできるけど、メリークリスマスは書くのが精一杯の俺です(笑)。