「吉野家」を展開する吉野家ホールディングスが9日、“牛丼”に関する研究結果を公表しました。どんな研究かというと、20~64歳の男女24人に、日常生活をおくる中で吉野家の『冷凍牛丼の具』を毎日必ず1食摂取してもらい、それを12週間継続したら身体にどんな影響が出るか、というものです。
メタボリックシンドロームにつながる体重の変化はあったのか、体脂肪率や血圧、中性脂肪、コレステロール、血糖値などに変化はあったのか、という観点で見ると、有意な変化は認められず、「牛丼は身体に良くない」といったイメージを払拭するデータが示されています。詳細は吉野家ホールディングスのHPで確認できますので、気になる方はそちらをご覧いただきたいと思っています。
もちろん“牛丼”は昭和40年男もよくお世話になっていますし、健康が気になるのも中高年共通の悩み。そういう意味では胸をなでおろすデータでありますし、「今日から安心して牛丼三昧」と思う方もいるかもしれませんが、そこは少し慎重な姿勢が必要かもしれません。
今回の調査は “牛丼の具”であって“牛丼”ではありませんし、日に1食です。他の2食のメニューや付け合わせに制限はありません。たとえば、糖質が侮れないご飯の量を加減したり、牛丼の具とともに野菜や魚をバランスよく食していれば、そうそう問題が発生するとも思えないのです(素人考えですかね?)。
ですから、ひたすら牛丼を食べ続けていても問題なし、という話ではないと思いますので、健康に不安のある昭和40年男は油断することなく、バランスの良い食事を心がけていきましょう。と言いつつ、私は昨夜も吉野家で『牛すき鍋膳』をいただきましたし、これからも我々のお腹を満たしてくれることを期待せずにはいられません。