皆さんは自分のなかに芽生える“怒り”と、どう折り合いをつけていますか。9日、この怒りをテーマにしたランキングが発表されました。心理トレーニング“アンガーマネジメント”の普及を行う一般社団法人日本アンガーマネジメント協会が取りまとめたもので、今年もっとも上手に怒りの感情をコントロール・対応した有名人『アンガーマネジメント大賞2015』に選ばれたのは、キング・カズこと三浦知良選手(横浜FC)でした。
受賞理由は、4月のTBS系『サンデーモーニング』で、野球解説者の張本勲氏が「若い選手に席を譲ってやらないと」と、48歳のカズに対して“引退勧告”をした際の対応にあります。
カズ選手は「『もっと活躍しろ』って言われているんだなと思う。『これなら引退しなくていいって、オレに言わせてみろ』ってことだと思う」と、不快感を見せることなくコメントしたそうです。さらに1週間後の19日にはゴールも決め、自身が持つJリーグ最年長得点記録を更新したのです。これには張本氏も同番組で「あっぱれ。普通はクレームをつける。最後まで応援するよ」と、“引退勧告”を撤回したわけです。この“神対応”に一般の方々からも「反論するのではなくポジティブな対応をした」という声があがるなど、怒りの感情を連鎖させなかった点が評価されたようです。
反対に『怒りの感情をコントロールできずに、失敗してしまったと思う有名人』の1位には、チョ・ヒョナ氏 (元大韓空港副社長)が選ばれました。これはもう納得&説明不要ですね、例のナッツ姫です。
昭和40年男もずいぶんと長く生きてきましたから、かなり丸くなったと思いますが、皆さんはどうですか。私などは大人になり切れていないのか、しょっちゅうカリカリしていますので、2016年こそは同世代のカズ選手を見習って何とかうまく怒りと付き合いたいと思いますが…どうなることやら。