レストラン格付け本として知られる「ミシュランガイド東京2016」が4日、発売されました。すでにご存じの方も多いと思いますが、今回の掲載店でひときわ注目を集めたお店があります。ラーメン店として世界初の一つ星評価を獲得した豊島区の『Japanese Soba Noodles蔦(つた)』です。
JR巣鴨駅前で2時間待ちの行列をつくる超人気店。私もかつて勇んで行ったことはあるのですが、人の多さを見て踵を返した経験があります。この一つ星評価で、行列はさらに長くなるのではないでしょうか。私は現在、「あの時、並んででも食べておけば」という後悔にさいなまれています。
ミシュランと聞けば、フレンチや和食などの名店が名を連ね、予算数万円は覚悟しなければならない、というイメージがありますが、たとえば『蔦』の醤油そばは850円! 100年以上の歴史を誇るミシュランでも、異例の低価格店ではないでしょうか。
昭和40年男にもラーメンフリークは多いはずですが、もう食した方はいらっしゃるでしょうか。ただ、ラーメンに限らず、食の好みは個人によってかなり違います。『醤油』より『味噌』が好きな人も多々いるでしょうし、「二郎のマシマシ、サイコー」「家系でライスと一緒が一番」という大食漢系も少なくないはず。まあ、さすがに50歳を迎えた昭和40年男の胃袋にマシマシは相当堪えると思いますが、“青春の味” とする人もいるはずです。
まあ、それぞれに好みはあれど、ラーメン店がミシュランで星を獲得したことは間違いなく快挙。各店の皆さん、これからも美味しい一杯をお願いします。