いい週末をお過ごしでしょうか? 東京ではアチコチで紅葉が見頃で、我が家の近所もそこそこ楽しめてうれしい。ただ、例年よりも遅いのがちょっと気になる。駅と家を結ぶ道にある大いちょうはまだまったく色をつけておらず、お正月に見頃なんてことになるとちょっと風情がなくて困るなあ。先日新聞にも、紅葉が季語として成立しづらくなってきたなんてのを見つけた。紅葉に限ったことなく「おかしいよね」と気象にまつわる会話が増えた。情報バラエティでもキラーコンテンツのごとく特集を繰り返しては警報を鳴らしている。
つくづく思う。我々の幼い頃の東京は汚かった。素人に詳細はわからんが、これがどれほど地球にインパクトを与えてしまったことか。だが少なくともきれいになる、浄化することを僕らは経験できた。こんなにキレイな空を幼い頃の東京で見た記憶はない。旅行に行くと東京と違う空が見える。星がたくさん輝いているなんてのは、幼心に大きな楽しみだった。お袋が言う「空気が澄んでる」って言葉も大好きだった。それほど汚れていたということだ。
中国では前が見えないほどPM2.5に汚染されているなんて映像を、最近よく見かける。ぜんそく持ちの僕には心配事の1つである。福岡出張時のレンタカーにはこんなステッカーが張ってあった。大陸に近いかの地では東京よりもっともっと深刻なのだろう。『昭和40年男』の最新号では健康講座で『COPD』を取り上げた。この病に苦しんでいる方々にとっても大変な脅威だ。なんとか取り組んでもらわないとイカンのだが、威勢のいい声明とは裏腹に、現状は逆行に見えてならない。
きれいになりつつある東京を楽しみながらも、かつて汚染の街だったことを忘れちゃならない。子々孫々、もっと空が高く青くなることを祈りながら、個々にできる日々の努力をしていこうじゃないか。1人ひとりの心がけも立派な環境対策ですな。
空気が浄化された今の方が、街中でマスクしている人が多いというのは皮肉ですね(笑)
ca-niさんおもしろい、座布団1枚です。
子供の頃の南千住あたりの隅田川のニオイをいまだに忘れられません。今は綺麗になったものです。LaLaテラスなんて商業施設もあるし。時代は流れている。
忍の後輩さん、僕も同じニオイに苦しんでいました。ホント、信じられないような浄化ですよね。