今年流行した言葉を決める「2015 ユーキャン新語・流行語大賞」が1日、発表されました。
結果はご存知の方も多いと思いますが、大賞は2つ。1つは、プロ野球の同一シーズンで打率3割、ホームラン30本、30盗塁を同時に記録することを指す「トリプルスリー」。今年は山田哲人選手(ヤクルト)と柳田悠岐選手(ソフトバンク)がマーク。2人そろっての達成は65年ぶりということもあり、話題をよんだことが受賞理由でしょうか。
もう1つは、外国人観光客などが一度に大量の商品を購入することを指す「爆買い」です。個人的には「爆買い」は大賞に予想していましたので、特に驚きはありませんが、「トリプルスリー」は少し意外な感じがしますね。野球ファンの枠を超えて、国民的な広がりを見せたかというと、そこはクエスチョンがつくような気がします。
それ以外のトップテンには、とにかく明るい安村さんの「安心してください、穿(は)いてますよ。」、ラグビー日本代表の五郎丸歩選手の「五郎丸(ポーズ)」などが順当に入っています。
逆にノミネートされていながらトップテンに入らなかったのは、8.6秒バズーカーさんの「ラッスンゴレライ」やクマムシさんの「あったかいんだから」などがあります。そして、個人的にもっとも意外だったのが、芥川賞を受賞した又吉直樹さんの小説「火花」が外れたことです。皆さんはどう思いますか?かなり話題になったと思うのですが。
まあ、それぞれご意見はあるでしょうが、世相を表す流行語大賞が今年1年を振り返る良いイベントとなっていることは確か。師走の忙しいときですが、昭和40年男も2015年を静かに振り返ってみてはいかがでしょうか。何しろ、我々は今年50歳を迎えたわけですから、節目の1年はどうだったのか…。例年以上に思いを巡らしてもいいのではないでしょうか。