信州発の優れたブランドを選定・表彰する『信州ブランドアワード2015』が13日に開催され、大賞と各部門賞が発表されました。信州・長野県の豊かな地域資源を活用した、独創的で良質な商品やサービスが対象となっており、過去にはJリーグ(当時はJFL)の松本山雅フットボールクラブなどが受賞しています。
今回、昭和40年男的な視点で注目したのは、企業・事業ブランド部門賞を受賞した『マルスウイスキー』(本坊酒造株式会社)。同社の『マルスモルテージ 3プラス25 28年』が、2013年にイギリスで開催された世界的なウイスキーコンペティション「ワールドウイスキーアワード」において、世界最高峰の「ワールド・ベスト・ブレンデッドモルト・ウイスキー」を受賞した点などが評価されたようです。
我々世代であればハードボイルドを気取って、バーボンやスコッチを注文した方々も多いと思いますし、先輩方もよく飲んでいたと記憶しています。しかし、ウイスキーの需要はバブル景気を頂点に低迷したそうです。私にはそんなイメージはなかったのですが…。何しろ「ウイスキーがお好きでしょ~」のCMが耳に残っていますから、低迷の二文字は思い浮かびませんでした。
しかし、先述した本坊酒造のほかにも、サントリーの響などが世界的コンペティションで高評価を受けていますから、日本のウイスキーの実力は間違いなくトップレベル。昭和40年男ももう一度、ウイスキーを見直すときかもしれません。もちろん、ウイスキー人気を再浮上させた立役者であるハイボールもいいですが、たまにはストレートでなめてから、飲み方を決めてみるのもいいのではないでしょうか。我々世代ならそれくらい格好つけても、もう許されると思いますよ。