カワサキのイベントを彩るカワイイ女の子たちをKAZEギャルと呼ぶ。いつも一緒にイベントを盛り上げてくれる彼女らで、この仕事とカワサキを愛する姿勢にあふれていて気持ちがいい。いわゆるレースクイーンだから「あたしってきれいでしょ」みたいな女の子かと思いきや、KAZEギャルに限って言えば (他はあまり知らないからね) そんなことはまったくない。素直で明るくて笑顔がステキなホントにいい子たちばかりだ。
一昨日の京大でのイベントで嬉しかったのが、両脇にいる2人と久しぶりの仕事だったことだ。去年の夏、僕らカワサキのイベントスタッフは夏のバイクの祭典「鈴鹿8耐」でハードワークをこなした。僕らにとって初めての『鈴鹿8耐』という舞台と、カワサキにとっても久しぶりの復帰で関係者すべてのテンションがあがっていた。そんな中でファンたちを盛り上げる役目を仰せつかり、僕はチームリーダーとして4人のKAZEギャルを引っ張った。彼女らも、炎天下で延々と続くイベントの数々を嫌な顔ひとつせず、笑顔と元気で乗り切ってくれた。1プラス1が5にも10にもなった、まるで化学反応のような不思議なパワーが生まれ、僕の仕事史の中でも大きな存在として残っている。今もあの日を思い出すと胸が熱くなるほどで、いつかみんなが婆さんになったら同窓会なんてやりたい。それほど感情移入させられた4人だった。
ところがその後彼女らと単独で仕事することはあったものの、複数では1年以上なかった。それが今回は嬉しいことに2人ではあるが揃い、あの日のままの元気とパワーをぶつけてくれた。京大生たちを盛り上げられたのは、彼女らの元気によるところが大きく、僕も押されるようにぶちかますことが出来た。
人と人が重なって凄まじいパワーを生み出すことは、わかっちゃいてもなかなかそこへと引っ張ることは出来ないことの方が多い。いろんな要因はある。関わるそれぞれの心によるところは大きく、メンバーに恵まれて起きる奇跡は言ってしまえば容易である。去年の『鈴鹿8耐』はまさしく4人の心に救われて、僕は声を発するだけでリーダーとして機能した。だが、そんな心に恵まれることばかりじゃない。どんな状況でもパワーを引っぱり出せるような強いおっさんを目指さねばならない。それこそプロであり責務だ。なんてあらためてフンドシを締めたほど、ステキな彼女たちに今回も助けられたのさ。