さあ、いよいよ大詰めだ。編集部の作業としては、今日が最終日となる。
厳密にいえば明日の始業時間までにすべてのチェックをすませて、制作
部署にアンカーバトンを渡すのだ。
ところで、毎日ブログを付けているといいこともあるんだね。去年の今日を
ちょっとのぞいてみたのだ。いやー、ハイになってますよ。おひな様を歌って
いて、前日のパニックのことが書いてあった。フラッシュバックっすよ、もう
見事に。定期刊行を決定させての1発目で、創刊からは2号目の作業を
追い込んでいた。“タメ年たちのリアル”という特集で、40年男を40人集める
という企画でトライしていたら、前日になって1人抜けていたことに気が付いた。
ということが克明に書かれている。ふーん、ならね、今日のこともキチンと
書いておけば来年もネタに使えるんだね。
今年から進行とクオリティを考えて、発売前月末までに原稿をすべて
書き上げるということをルールとした。今回だと2月28日ですな。そして
編集部員たちの動きですが、まあほぼ約束通りにいった。こぼれた
悪いヤツはやはり、金子と武田である。金子がすべて書き上げたのが
今日の午後5時頃で、もっと不良の武田が午後8時近かったからね。
今、このメンツがそのまま残り、今は校正(文字チェック)を手伝ってくれている。
また優秀な足立は昨日と今日の2日間とも、校正を手伝ってくれているのだ。
多くの人が編集で関わってくれている『昭和40年男』ですが、そのうちの
5人がもうすぐ最終場面という編集部屋に集結して、原稿と格闘しているのだ。
これね、なかなかいいものなんですよ。一緒に戦ったもの同士が、互いの
原稿に目を通しながらの時間を過ごしている。気持ちがたたえ合っているん
ですな。こういうときに同じ空気を吸う感じって大切なんだなと思う。どんなに
時代が変わっても、いや、スピードが増すばかりの世の中だからこそ重要
なんだなと思う。ちょっとそれるけどライヴを見たい感覚って、そこに流れる
空気を味わいたいっていうものなんだよね。
今みんなはもちろん真剣にチェックしているが、各自追われるようなキリキリ感
からは解放されている。仕事は真剣、心はクールダウンてか。何となく笑みが
あふれてしまうのはお許し願おう。今年1発めの本づくりが、本当に最後の最後の
瞬間が迫っている。どんな仕上がりになるか。今ここで自信を持って言えます。
いい出来だよ。ただね、自分自身としては今回の制作が最も反省点が多いものに
なってしまって。周囲に助けられた格好でちょっと情けないっす。キチンと対策して
次号に臨まないとイカンですな。
こういう気持ちを年間にどれだけ多く感じられるかが、やっぱり自分や自分たちの
成長になるんだろうな。個人的には、50歳になる瞬間まではあまり頭でっかちに
ならないで、“創る”ことに力点を置くことにしている。その通りの〆切を迎えることが
できる幸せと後悔とモチベーションに包まれているのだ。もっともっと創りたい、
本だけに限らずもっとね。
おっといけねえ、そんな気分にひたってる場合じゃねえ。もう一踏ん張りやるぜ
野郎ども。読者さんが首を長くして待ってらあ!!