うまそうでしょう? 赤坂では老舗にあげられる『一点張』の味噌ラーメンだ。チャーハンも餃子も素晴らしいが、多くの客が味噌系のラーメンをすする。かつてはこの味噌ラーメンに餃子とチャーハンを付けていたのだからひどいものだ。と、昔と比べたらましになったと言い聞かせているバカモノで、つい先日封印していたはずの深夜ラーメンをまたやっちまった。
一件目はクライアントのおごりで寿司屋へ。ありがたいことに長っ尻でたらふく食ってバーへと繰り出した。マスターとの軽口を楽しんだ後は帰宅するはずが、ついこの店が気になってしまった。言い訳は…。
ひとつ、久しぶりの赤坂だから。
ひとつ、寿司はヘルシーだから。
ひとつ、酔っぱらっちゃったから(笑)。
と、並べて元気に入店するといつもながらの混雑で、カウンターの一番端にひとつだけ空いていた椅子に陣取り「ビールと餃子」とオーダーした。いくら呑んでもビールと餃子は別腹なのだ。この深夜の至福は寿命を縮めることを十分に理解しながらも、人は幸福を求めて生きているのだから仕方無し。
そしてその至福に、さらに幸せを上積みしようとするのだから人間とは愚かなものよ。「味噌ラーメンお願いしま〜す」と。待つことしばし。僕好みの味噌ラーメンとのじつに久しぶりの再会だ。スープをゴクリ。「あー、この味」と心が躍る。一杯の中に詰め込まれた長年の積み重ねに感謝しつつスープまで残さず完食したのだった。そして翌朝には「なんでお前は懲りないんだ」と自分を責めるものの、時間はもう戻らない。
50歳を過ぎた今、深夜のこの行動は寿命をかなり縮めると言えるのではなかろうか。僕だけじゃない。昭和40年男たちは日々いろんなことで命の火を削っている。酒やタバコはもちろん、仕事のストレスや家庭のトラブルなどなど。とくに子供や親の問題なんかは、ラーメン以上に縮めていくことだろう。だから逆の行為をたくさん取り入れて帳尻を合わせようとする。運動や睡眠、笑いはとくに効果大だろう。そして我想う。餃子ビールやラーメンを食べているときの幸福感はそれじゃないか。うん、きっとそうだ!! と、バカな俺です。
こんにちは!
こないだご一緒できなかった、
おでんやの近くにも、ラーメン屋さんありです!
今度ゼヒ!
おでんやの〆のナポリタンを我慢して、
行きましょう!
〆のナポリタンもひどい誘惑ですねえ。ぜひご一緒しましょう。