昨日は70年代の洋楽シーンについてふれた。70・80・90年代に日本が誇るオリコンチャートの1位を獲得した曲からセレクトされたコンピレーションアルバム『ナンバーワン ORICONヒッツ』の仕事をしていて、懐かしのジャケットを眺めているとついつい昨日のことのように青春がフラッシュバックする。中1から洋楽漬けになった僕にとって、70年代後半からは常に気になるシーンだった。
昨日ふれたとおり、70年代後半のチャートはディスコナンバーが席巻した。これが80年代になるとディスコナンバーはスタンダードなポピュラーミュージックになり、いちいちそんな呼び方をしなくなった。やがてミュージックビデオ時代が到来して、洋楽は増々身近なものになっていった。加えてビックヒットが映画から次々に生まれていく。今回の収録曲でも『フラッシュダンス…ホワット・ア・フィーリング』『フットルース』『デンジャー・ゾーン』『アイ・オプ・ザ・タイガー』などなど、女の子と行った映画館とその日のデートの想い出がフラッシュバックすることだろう。
そんな中で、僕にとってとくに想い出に残るのが『フラッシュダンス』で、美しい映像をバックに主題歌が流れ始まると自然に涙があふれてしまったのが今も忘れられない。高校3年生の夏で、ちょうど人生とか将来なんてことを考える頃に観た作品だ。ダンサーを目指してギリギリまで追い込んで行く姿は心に響き渡った。才能のない僕でもきっとなにかをつかめる。努力だけは惜しんではならないなんて燃えたぎって映画館を出たのが昨日のことのようだ。そして映画音楽の素晴らしさにそれまで以上にハマり、話題のサントラがセットされた作品を選んでは足を運んだものだ。そんなハイティーン時代だったな。
さて、ふと考えてしまった。80年代のセレクトを眺めているとバブルを感じる曲が多い。音楽そのものがバブルっぽいのか? 背景にバブルがあったからそう聞こえるのか? 実際、ジャパンマネーが投入されている楽曲もチラホラ見あたる。そうそう、後にレイチャールズのライブに行った時にサービスで『エリー・マイ・ラブ』を歌ってくれたのも懐かしい想い出だ。あのライブは僕のライブ経験の5本指に入るライブで、隣には彼女がいたな(笑)。この日は『We are the World』もサービスしてくれたっけ。…さあ、みなさんもご一緒に青春フラッシュバックを楽しみましょう。
フラッシュダンスとフットルースが何と二本立てだった、あの頃の映画館。
二本立てなんて今では贅沢だよね。(⌒-⌒; )
すごい豪華な2本立てですね。僕のすごい経験では、ストーズとツェッペリンなんてのがありましたよ。疲れたけど。
80年代ですと、中島みゆきさんとスティービーワンダーのコラボが印象的でした。