昭和40年男が盆踊りでフィーバーする日は来るか?

盆踊り先日、自宅近くの神社で盆踊りが開催されていた。こじんまりした境内には笑顔があふれていて、輪に入るのは少々ハードルが高くやめておいたが、しばしその表情を眺めていた。小学生の頃はキチンと輪に入って踊ったものだ。見よう見まねでだんだんと覚えていくのは楽しく、高揚感を味わいながら楽しんだ。踊りを本気で楽しんだのは小学生高学年の2~3年しかなく、回数にしたら十数回程度だろうか。中学生になると恥ずかしさが大きくなって輪に入れなくなったものの、夜遊びの口実としては格好のものだった。あの頃は近所のどこかしらで頻繁に盆踊りが開催されていた。子供が多かったから、踊れる人と人の間にちっちゃいのが何人もが挟まって踊っていたものだ。

『東京音頭』『大東京音頭』『炭坑節』なんかが人気で、終わりに近づくとこの3曲が立て続けに流れたりして、後にディスコで盛り上がっているのと同じ感覚だ。キラーチューンに会場は盛り上がり、疲れを知らない子供たちはノンストップでラストナンバーまで力一杯に踊った。汗びっしょりになりながら友人たちと心地よい疲れを共有した。

盆踊り撤収それに比べると言うまでもなく子供が少ない。こうしたシーンにふれて感じる少子高齢化はなんとも厳しい現実だ。子供たちの健全な育成が盆踊りや祭りには昔から欠かせないテーマだろうが、その目的を達成するための効率は格段に悪くなっている。どっこい、楽しんでいる高齢者は多い。老夫婦やお1人で暮らす高齢者は今後増加の一途をたどる。こうしたイベントは交流の場としての意義や効果は大きくなっていく。近い将来、僕も輪に入っているのだろうか。

翌朝の片付けのシーンを見られたのはよかった。祭りの後に感じられる侘び寂びってのはなんともいえない気持ちを連れてくる。人生ってのもまったく一緒だななんて、50年の年輪がそんな気分まで連れた来たのだった。

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2件のコメント

  1. 今年から町会の理事を始め、盆踊りではPAを担当しました。
    そういう年令になったんだなぁ、としみじみ思った昭和40年男です。

    • 町会ですか、僕もそんな活躍しないとイカンかなあ。お互いそういう齢なんですね(笑)。

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