セブン-イレブンの恵方巻き、580円也。

IMG_2219昼食はなににしようかとセブンイレブンに行くと、こんなパッケージを見つけた。江戸っ子にとって、昨今ブーム(!?)の恵方巻き文化はよくわからんが、太巻きは小さな頃より好物だ。“上”ってなにがそうなんだろうと手に取ると価格だった(笑)。何度も見直してしまったのは少々情けないが、コンビニでコイツが580円で売られているのは驚異的に感じる。もちろんスルーして、1度はもりそばを手にしたのたがどうも気になる。つい先日吉野家でいただいた『麦とろ御膳』と同じ値段というのもひっかかりの1つかもしれない。

近くて安くて便利なセブンイレブンがコイツに580円の値付けをするってのはきっと何かあると、好意的に考える自分がいた。「えーい、話のタネに買っちまえ」とレジへと運んだ。横には298円のものもあり具材の内容はほぼ変わらない。なぜ上かという言い訳がいくつか書いてあり、こだわりのお米ってなんだよと突っ込みたくはなったがともかくいただいた。

「うーん、普通」というのが率直な感想だ。いわゆるコンビニの手巻き寿司の1つとしか僕には感じられず、580円も出したんだという高揚感は一瞬にして消え去った。もちろんまずいわけじゃないが、だれがこれに580円を払うのだろうとしばらく考え込んでしまう一品である。話のタネとして、こうして今日のブログネタになったから僕の投資は間違いでなかったなどとくだらないことを考えたりして…。

コンビニの存在感は増すばかりだ。夜中にクルマで会社を出て、現場に7時なんてイベント仕事にコンビニはなくてはならない。『昭和40年男』だって、コンビニに置いた号から知名度がグーンと上がったのを肌で感じた。一人暮らしのお年寄りや、今後そこに入っていく僕らにとっても近くて便利に使わせてもらうことだろう。

小学生の頃に近所に出来て、初めてのぞいたお袋が「定価なのよ」と驚いていた。次の日が弁当持参だったのをうっかりした彼女が夜に駆け込み、そのようなシチュエーションでなければ絶対に使わないと言っていたのがもう40年以上前のことなんだと懐かしく想い出される。

都内ではまだまだ出店攻勢が続いていて、なんでこんな近くにと驚くことばかりだ。今後も新しいサービスを次々に取り入れて、ますます存在感を高めていくことだろう。その中での1つのトライとでも思えばいいのか、この580円は。昭和のお袋はいまだに前述の言葉を貫いてコンビニを使わない。その彼女が『上恵方巻き』を見たらさぞ驚くだろうなあ。

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