昭和40年生まれの映画監督・高橋 玄が監督を務める映画『陽光桜-YOKO THE CHERRY BLOSSOM-』がモントリオール世界映画祭にて上映されることが決まった。
同映画は、愛媛県の元学校教員・高岡正明を描いた作品。第二次大戦中に世界各国で命を散らした教え子たちの慰霊のため、亜熱帯のジャワから極寒のシベリアまで、どんな気候の地でも花を咲かせることができる新しい桜を作ることに人生を捧げた男の物語だ。高岡政明役に笹野高史、その息子夫婦を的場浩司と宮本真希が演じる。また、昭和40年生まれの俳優・野村宏伸も愛媛新聞記者の役で出演予定だ。
すでに撮影はクランクアップしており、公開が待たれている同作だが2015年のモントリオール世界映画祭にて正式上映が決定したのは、公開に向けてよいニュースといえるだろう。
高橋は92年に『心臓抜き』で劇場映画監督デビュー。2004年、『CHARON(カロン)』がマンハイム=ハイデルベルグ国際映画祭、ドーヴィル・アジア映画祭正式招待、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭ファンタランド大賞受賞など各国映画祭で高く評価され、国際的知名度を得た。また、2009年国際配給の『ポチの告白』は、日本国内の映画賞受賞の他、ニューヨーク日本映画祭で観客投票2位、英国ではDVDがソールドアウトするなどヒットを記録。2011年よりニューヨークに進出し、2016年クランクイン予定の米国映画の準備も進めているという。代表作に、的場浩司主演『突破者太陽傳』(大映/東映)、乙一原作のベストセラー小説の映画化『GOTH(ゴス)』、『ゼウスの法廷』(2014年)などがある。
このコーナーでは昭和40年生まれの活躍を紹介。どんな些細なことでも我こそは!という昭和40年男はぜひ『読者投稿欄』から投稿を!