ファッションブランド・Dry Bones(ドライボーンズ)の武内陽明が発行する雑誌『BANDWAGON』の最新号第6号が発売されている。
武内は百貨店、古着屋勤務を経て23歳で自らの古着屋をオープン。現在ファッションブランド・ドライボーンズを手がけるダズル・インターナショナル代表を務め、旧き良きモノをベースに粋なアイテムをリリースしている。
その武内が編集・執筆を手がけるのが雑誌『BANDWAGON』である。様々なスタイルを展開するドライボーンズが、活字媒体を使って読者を「楽しく生きる」方向へと導く、というのがその趣旨だ。誌名は、本来「行列の先頭の楽隊車」という意味だが、武内いわく「プロパガンダ(政治的商業的広報活動)における“技術のひとつ”」という別の意味も持つのだそう。ドライボーンズの新製品情報はもちろんのこと、武内の自伝的コラムや、服作りの秘話、ポートレートなど盛り沢山な内容だ。
巻頭言では、複数の雑誌連載を抱えている武内の連載終了について書かれている。そこでは『昭和40年男』でも現在発売中の32号をもって連載を終了したコラム“四方山話”についても触れられている。武内は、創刊当初から本誌に寄稿してくれ、紳士洋品店の日々を紹介してくれたタメ年なのだ。本業の合間をぬって、このような雑誌を作るのは苦労が多いことだろう。だが、生まれてから50年の月日の間に蓄えたさまざまな経験を、後世に伝えたいという想いから続けているのだという。ぜひ応援したい。
このコーナーでは昭和40年生まれの活躍を紹介。どんな些細なことでも我こそは!という昭和40年男はぜひ『読者投稿欄』から投稿を!