昨日、タメ年の現役プロ野球選手、山本昌さんにインタビュー取材を敢行した。取材場所が
中日ドラゴンズのキャンプ地である沖縄だったこともあり、詳細にレポートをしているんだよーん。
いよいよ取材がスタートだぞ。
アップを終えた昌さんが向かったのはトレーニングルームだ。ケガの回復のようすを見ながら、トレーナーとおぼしき人間とメニューを積み上げている。うーん、撮影したいが許可なしでは無理だろうなと眺めていると、きたーっ、インターバルの瞬間を逃さず「おはようございます。本日取材を申し込んでいる『昭和40年男です』」と名乗った。おーっ、さすがスポーツ選手だね、さわやかに「おはようございます。よろしくお願いします」ときたもんだ。そこにズケズケと「ウェイトトレーニング中のカットは撮れないでしょうか?」と突撃するも「それはちょっと…、球団マネージャーに相談してください」とかわされた。うーむ、そうきたか。
もともとは球団広報に申し込んだ取材である。当日現地で連絡を取り合おうということになっていたので、何かしらのセッティングがあるのだろうとばかり思っていたのだが…。昨日ちょこっと書いた、プレス受付シーンを再現しよう。
「ああ『昭和40年男』さんね」
「はい、あっ○○さんですか、今回はありがとうございます。
(と名刺を差し出す) で、今日の段取りですがどうなって
ますか?」
「伝えてあるから、あとは本人と詰めてください」
「へっ?」
と、まあこんな具合である。しかし、本人にはうまくかわされてしまった。どうすればいいのだ。
とにかく、昌さんに言われた通り、すぐさま球団マネージャーを探す。やっとこさ見つかるが
「トレーニングルームは他の選手もいるので撮影は…」とのこと。くーっ、汗を流している苦悶の
表情を撮りたかったのだが、野望は崩れ去ったのである。ただこの方、いい情報をくれた。
「おそらくサブグランドには出ますよ」と。そうとなったらサブグランドに行って待つでしょう。
が、待てど暮らせど来ない。トレーニングルームに戻ってみるともういない。げっ、見失っちまった。
では球場なのかと行き、もしかしてキャンプ初ブルペン(一瞬マジで期待しちゃった)かとか、
もうアッチ行ったりコッチ行ったりで汗びっしょりだ。他の記者も、球団側の手配を待つというよりは
自らで選手にアタックをかけている。ただし、どこも3人以上の体制だけどね(笑)。
練習は12時で切り上げると言っていたのに、もう11時半を過ぎてしまった。ここまでで撮れた
カットはアップしている遠くからの豆粒写真のみだ。まずいよー、昌さんどこだよー。と、汗まみれに
なりながらグルグルと回っていると、いたーっ、サブグランドで発見じゃー!! よっしゃ、撮るぞと
シャッターを切りまくった。足をかばってのキャッチボールながら、相手が何度もさすがの回転ですと
声を上げていた。やがて終わり、昼食を済ませた昌さんとやっと対峙できた。
やったね俺、がんばったね!!ってところで続くのじゃ。