バイクブームのまっただ中を、ちょうど免許が取れる頃に体験した俺たちだ。最新号の特集でもバイクについて大きくページを割いたのは、そんな背景もある。バイクブーム真っ盛りを牽引したのはその頂点にあるレースシーンであり、レーサー達は憧れの的だった。そしてサーキットを走るマシンのレプリカモデルが欲しくて、せっせとバイトに励んだ昭和40年男は多いだろう。
サーキットに若者であふれた当時にあって、もっとも注目を集めたレースが「鈴鹿8時間耐久」だ。今も続くこの真夏の祭典で、50歳の誕生日を目前にして大仕事を仰せつかった。カワサキのブースでイベントのMCを務める。去年に引き続きの大役で、一昨日その最終打ち合わせがあった。7月23日に鈴鹿入りして翌日は1本、土曜日に3本、そして決勝の日曜日は5本で、この日は5時間以上に渡ってステージに立つことになる予定だ。去年よりも多くプログラムされて、これほどの長丁場は経験がない。人生50年の節目を盛り上げてくれるような大仕事は、運命なんだと勝手に決め込み喜んでいる。
今年は僕が初めて鈴鹿8耐の取材に来た1999年以来、もっとも激しい戦いとなりそうだ。というのは、外国人ライダーの招聘などで各チームのライダーの組み合わせがおもしろい。優勝を狙えるチームが多いのも今年は注目で、その中にずば抜けた存在がない。現時点の僕の見立てでは、7チームが優勝圏内で、それに準ずるチームも3つほどある。カワサキはもちろん上の7つに入り、表彰台の真ん中を目指して頑張ってもらいたい。他にも仕事をご一緒したライダーが多くて悩ましいところだが、もっともたくさんの仕事をこなしてきたライダーがカワサキの柳川明選手と渡辺一樹選手だから、応援に力が入るのは仕方あるまい。ましてやイベントのMCを務めるのだから、全力で加担させていただこう(笑)。
土曜日には柳川・渡辺両選手とのトークショーが2本入る予定で、優勝すれば日曜日の後夜祭にも引きずり出したい。そのシーンを思い浮かべると興奮してしまう今日だ。『昭和40年男』を愛するみなさん、ぜひこのレースで一緒に熱くならないか? レースもさることながら、完全燃焼する僕の応援もしてあげましょうよ (笑) 。50年の人生の仕上げとなるようなパワフルな仕事を目指す。もしも来ていただける読者さんはぜひ声をかけていただきたい。チケットはこちらからどうぞ!!
日射病(笑)にご用心
ありがとうございます。日頃より太陽の下で鍛えて対策してます。