【本日発売! 昭和40年男 2015年8月号】伝説のトレンディドラマが放送開始。

『昭和40年男』の最新号、8月号 (vol.32) は本日発売です。全国の書店に並ぶ『昭和40年男』を想像するだけで気持ちが弾んできます。今回も内容たっぷり、読み応えがっちり。「文字が多くて疲れる」なんて声も聞かれますが、パラ見、チラ見で終わっちゃあこの出版不況は生き抜けない。じっくり楽しめるネタをずらりと揃えてみなさんとの勝負に臨んでいるつもりです。もちろん、文字だけでなく貴重なビジュアルもビシバシ使っているつもりです。手にとった時にみなさんを「うわー」と圧倒できるような誌面を目指してます。書棚に戻されるか、レジに運んでもらえるか、いざ勝負!

まあそんなわけで、発売日の今日も最新号の紹介です。毎号、巻頭特集と共に掲載している連載特集が『夢、あふれていた俺たちの時代』です。少年から青年を経て大人への道をまっしぐらに歩んでいた時期は、日本経済が沸点へと向かって急上昇していた時期とピッタリ重なります。そうした勢いを肌で感じながうら成長してきた時代からとある一年を切り取って、当時の希望に満ちていた日々を振り返るという特集です。今回は昭和40年男たちが21歳であった1986年 (昭和61年) の出来事を取り上げています。

この年は、伝説のドラマがスタートした年です。そう、後に元祖トレンディドラマと言われるようになる『男女7人夏物語』(TBS系) です。

昭和40年男 男女7人

主演はご存知、明石家さんまさんと大竹しのぶさんの二人。その他に池上季実子さん、奥田瑛二さん、片岡鶴太郎さん、小川みどりさん、賀来千香子さんが主要メンバーとして出演していました。盛り場から人がいなくなるという伝説さえ生まれ、この年の民放ドラマの最高視聴率を叩きだした、まさに伝説のドラマ。このドラマが生まれた経緯を、当時制作補として参加していたテレパックの沼田氏に聞いています。

忙しい面々がそろうのは夜中しかなく、夜中から朝方にかけて撮影されることが多かったことや、セットの手配の苦労、主役二人の様子などが語られ、特に「数字を獲るというのはこういうことか」というコメントに、当時の反響が見て取れます。バブルで景気がどんどんよくなっていくなかでスタートしたトレンディドラマ。昭和40年男に与えた影響は大だったはずです。

ちなみに翌年に続編『秋物語』がスタートしますが、これについても2012年に岡安由美子さんへ取材していて、しかも主題歌『CHA-CHA-CHA』の大ヒットについて石井明美さんにも取材したことがあり、これで同ドラマを取り上げるのは三度目。ついに本命の初回ドラマについて取り上げることができ、感無量です。貴重なエピソード満載なので、当時観ていたという人はきっと楽しめる記事になっているはず。ぜひ手にとってみてください。

ということで昭和40年男最新号は、本日発売!
 

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